「ボクがついてるからね」分離不安症の犬を救ったのは、家に来たばかりの小さな保護猫でした

ジョーさんの家に暮らすゴールデンレトリバーの『ルーシー』は分離不安症を患っていて、飼い主さんがそばからいなくなると、すぐに精神が不安定な状態になります。特にジョーさんが出張に行くためにスーツケースを出すと、ルーシーはベッドに横たわり、トイレにも行かずに、一日中泣いてばかりいたのです。

出典:Lindsey Getz

ルーシーの分離不安症はとても重く、獣医さんが抗うつ薬を勧めるほどでした。しかし、ルーシーは既に甲状腺の薬を服用していたため、ジョーさん夫婦は新しい薬を飲ませることに消極的でした。そこで夫婦はiPadを使って遠隔地から話しかけてみたり、その他にも様々な方法を試してみましたが、どれも効果がなかったそうです。

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この家には元々、ルーシーと猫のベイリーが住んでいたのですが、3歳と6歳の子供達はペットをもう1匹欲しがりました。そこで夫婦は保護施設から子猫の『ピート』を家族に迎えることにしたのです。

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家に着いたばかりのピートは、慣れない環境にとても怯えていました。しかし、ピートは元々、落ち着きがあって、のんびりした性格だったようで、すぐに家族と仲良くなったそうです。そして、ルーシーとピートは非常に気が合ったのか、特に仲が良くなり、いつも一緒にいるようになりました。

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ふたりは起きている間だけでなく、寝ている時も離れることはないそうです。

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「ピートが以前、他の犬に出会ったことがあるかは分かりませんが、家に来て数日後にはルーシーの足を幸せそうに毛づくろいしていました」とジョーさんは言います。

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ルーシーは現在10歳で、ピートよりも随分年上ですが、ピートがオモチャを持って来ると、いつも一緒に遊んであげるそうです。

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そして驚いたことに、夫婦があれほど悩んでいたルーシーの分離不安症が、ピートのおかげで少しずつ治っていきました。

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ジョーさんが出張のためにスーツケースを出すと、ルーシーはまだ少し落ち着かない様子を見せますが、以前よりもずっと気持ちが安定しているそうです。どうやらルーシーは、ピートがいつもそばにいてくれるおかげで、独りではないと感じているようです(*´ω`*)

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家族はもうピート無しの生活は考えられないと言います。とても愛情深いピートは、ルーシーの生活を変え、家族の生活も変えたのです。

This post was published on 2018/04/12