ハリケーン・ハービーで甚大な被害を受けたヒューストンの氾濫した地域に、グレゴリー・プレッチャーさん、オースティン・サマーズさん、キャメロン・シアクさんは人間と動物達を救うためにボートで戻りました。
出典:Gregory Pletcher
3人が街の中をボートで移動していると、どこからか猫の叫び声が聞こえてきました。3人はその声が、60cmほど浸水したアパートの中から聞こえて来たように感じました。しかし、声の方に近づいていくと、水に浸かった車のボンネットから聞こえてくることが分かったのです。
「車のドアはロックされていたため、猫を助けるには窓を割るしかありませんでした」とグレゴリーさんは言いました。
グレゴリーさんとキャメロンさんはボートから降りると、窓を叩き割ろうと試みましたが、窓はビクともしませんでした。そこでグレゴリーさんはオースティンさんに工具箱をとってきて欲しいとお願いしたのです。
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「私達は腰のあたりまで水に浸かりながら、オースティンからボートのアンカーを受け取りました。私はアンカーを叩きつけて、何とか窓を割ることに成功しました。」
グレゴリーさんがドアのロックを外し、車のボンネットを開くと、エンジンルームの中で子猫の姿を見つけました。グレゴリーさんはすぐに子猫を掴み、ボートの上に乗せました。
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「ボートの上に戻った私は子猫をベストの中に入れて安心させました。子猫は約1時間ほどで落ち着いたため、ベストから出してみると、早速ボートの中の探索を始めました。」
3人は少し元気を取り戻した子猫に『ハービー』と名づけました。
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グレゴリーさんと一緒に子猫を救ったキャメロンさんは、ハリケーンの洪水で愛犬を失い、家族全員が悲しみに暮れていました。そこでキャメロンさんは2人に、ハービーを引き取ることを申し出たのです。
その後、キャメロンさんの家に運ばれたハービーは、すぐに新しい環境にも慣れ、現在は家族と一緒に幸せに暮らしているそうです。
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またグレゴリーさんはボートでの捜索中に、洪水で行き場を失った迷子の犬を発見しました。無事に保護された犬はグレゴリーさんのお母さんの家で、元の飼い主さんが見つかるまでの間、育てられることになったそうです。
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この大型のハリケーンの影響で、ヒューストンの街では何千もの人達が助けを必要としています。
「全ての人達が安心して暮らせるようになるにはとても長い時間がかかりますが、私達はこれからも助けの必要な人や動物達を援助し続けていこうと思います」とグレゴリーさんは話してくれました。
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これからもグレゴリーさん達の救助活動は続いていきます。きっとグレゴリーさん達に救われた人や動物達は、助けられたことに感謝しながら、これからの人生を大切に歩んでいくことでしょう。
This post was published on 2017/09/03