ある日、夫婦が公園を歩いていると、1匹の野良猫が近づいて来ました。猫は男性に好意を持ったようで、足に身体を擦りつけ、しがみついてきたのです。

「子猫はとてもおしゃべり好きで友好的でした。夫はあまり猫が好きではありませんでしたが、猫から猛アピールされて、放っておくことができなくなったようです」と女性(@DaftGirlCC)は言いました。

男性は猫を抱きかかえると、車の中へと連れていきました。

しばらく車に揺られていた猫でしたが、次第に後部座席でくつろぎ始めました。どうやら猫は、男性の家に行く準備ができたようです。

家に着いた夫婦は、猫のお腹が大きくなっていることに気づきました。そして猫はすぐに4匹の子猫を出産したのです。

しかし、生後半年ほどの若い猫は、母乳を出すことができませんでした。そのことに気づいた夫婦は、子猫達に哺乳瓶でミルクを飲ませようとしましたが、残念ながら子猫達は命を失ってしまったそうです。

夫婦が猫を動物病院に連れて行くと、上気道感染症と眼感染症、さらに子宮蓄膿症を患っていることが分かりました。すぐに獣医さんによる緊急手術が行われ、何とか猫は命をつなぐことができたのです。もし夫婦の助けがなければ、猫も子猫達と一緒に命を失っていたそうです。

夫婦はその後、猫に『サニー』と名づけ、正式に家族に迎えました。

手術の2日後には、サニーの身体は回復し始めました。しかし、夫婦の目にはサニーの姿がとても寂しそうに見えたため、友達の猫を探すことにしたのです。

夫婦は保護施設から猫の『マフィン』を引き取りました。最初はお互いに距離をあけ、ベッドの角から様子を伺っていたふたりでしたが、ご飯を一緒に食べているうちに、徐々にふたりの距離は縮まっていったのです。

そして数週間後、ふたりはお互いのことを受け入れ、親友になりました。ふたりは窓辺が好きなようで、いつも窓の外を一緒に見ながら、人間用のベッドでくつろいでいるそうです。

こうしてサニーは優しい夫婦と出会い、命を救ってもらいました。出産の直後に悲しい思いをしたサニーでしが、大好きな親友と夫婦に囲まれて、今は幸せな毎日を送っているそうです。

また、猫があまり好きではなかった男性は、サニーのおかげですっかり猫好きへと生まれ変わりました。これからも男性は大好きな猫達に愛情を注ぎながら、猫達と一緒にたくさんの思い出を作っていくことでしょう。

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