ある日、老猫の『バディー』はずっと一緒に暮らしてきた、唯一の飼い主さんを亡くしました。バディーは深い悲しみに暮れ、とても混乱しました。
その後、バディーは地元の保護施設に連れて来られました。バディーは施設に入ってからもずっと落ち込んだままで、常に動揺していました。そして、誰かが近づいてくると、唸り声をあげて威嚇してきたのです。
そのためバディーには、長い間里親さんが現れませんでした。そんなバディーのことを知った別の保護施設が、バディーを引き取り、里親さんを探してくれることになったのです。
「バディーは大好きだった飼い主さんのことを、いつまでも忘れられないでいました」と施設で養育ボランティアをしているローレンさんは言いました。
ローレンさんはいつかバディーが心を開いてくれると信じ、バディーの世話をしながら、辛抱強くバディーの変化を待ったのです。
「私はある日、床で丸くなっているバディーのあごを静かに撫でてみました。すると彼は微かに喉を鳴らしたのです! それは彼からのサインだったのかもしれません。彼はそれから少しずつ私のことを信頼してくれるようになり、再び愛情を求めるようになっていきました。」
最初は愛情を拒んでいたバディーでしたが、ローレンさんとの時間が長くなるに連れて、心に変化が起こり始めました。
そしてついにバディーは、自分の殻を破ったのです!
「私達はみんな別れの悲しみを乗り越え、再び前に進み始めます。それは猫も変わりません。バディーは再び周りを信じられるようになり、新しい飼い主さんを受け入れる準備が整ったのです。」
その後、一度バディーと会ったことのあるキムさんが、再び施設を訪れました。
「私が以前、保護猫のブーツを引き取った時、スタッフは私にバディーを紹介してくれました。そして、私は彼に恋をしました。彼はその時、とても辛い時期を過ごしていました。でも私が再び施設を訪れた時には、人懐っこい猫へと生まれ変わっていたのです。私は彼と一緒に暮らせることに、とても興奮しています」とキムさんは嬉しそうに話してくれました。
こうして悲しみから立ち直ったバディーは、新しい家での生活が始まりました。バディーはもう人間を遠ざけることはありません。これからは飼い主さんの温もりを感じながら、幸せいっぱいに喉を鳴らし続けていくことでしょう♪
出典:facebook.com
This post was published on 2017/05/07