2ヶ月前、保護団体『キャッツ・フォー・ライフ』のエイミーさんは、ボートの中で出産した猫についてのメールを受け取りました。
幼い子猫達はボートの座席の下に隠れていましたが、残念ながらそのうちの1匹は既に息を引き取っていました。猫の親子に助けが必要なことは明らかだったため、エイミーさんとスタッフ達は親子を安全な場所に連れて行くために現場に急ぎました。
車を90分走らせた後、エイミーさん達は親子をキャリーに入れることに成功しました。
出典:_catz4life_
「母猫はまるでキャリーの中に入れば安全だと分かっているかのように、キャリーに向かって真っ直ぐに歩いてきました」とエイミーさんが言いました。
親子を自宅に連れて帰ったエイミーさんは、親子のためにバスタブの中に居心地の良いスペースを作りました。「新米のお母さんと子猫達はいつもバスタブの中にいます。そこはカーテンで隔離できるため、誰にも見られていないような気持ちになることができます。」
『ミノー』と名付けられた母猫は、とっても愛情深く甘えん坊な猫でした。そのため新しい環境に慣れるとすぐにゴロゴロと喉を鳴らし始めて、仰向けで寝転がりながらお腹のナデナデを要求してきました。
「ミノーが育てている子猫達は3匹で、それぞれ『ラビー』「ギリガン』『スキッパー』と名付けられました。3匹のうち1匹が女の子で、2匹が男の子です。」
ミノーの愛情と献身的なケアによって、子猫達はより強く、より好奇心が旺盛になりました。すぐに子猫達は寝床の中をヨチヨチと動き回るようになって、お互いに寄りかかりながら歩き方を学んでいきました。
ミノーは小柄な猫で体重が3kgほどしかありませんが、とっても大きな心の持ち主で、いつも子猫達にたくさんのものを与えて、子猫達のあらゆる要求に応えています。
子猫達の中で一番初めに目が開いたギリガンは、今ではすっかりフワフワのずんぐりとした男の子になっていて、兄弟達のイタズラに喜んで加わっています。
そして少し慎重なスキッパーは、ギリガンとよく一緒に遊んでいます。
子猫達はエイミーさんの家で困難な状況に直面しました。数週間前、子猫達は健康状態が急に不安定になって、一番小さなラビーが救急動物病院に搬送されました。「ラビーが助かるかは分からない状況でした。でも彼女は何とか命をつなぐことができました。そして彼女は無事に元気を取り戻すことができました。」
その後、新たなエネルギーを得たラビーは、今では兄弟達を引き連れて、様々なイタズラを実行しているそうです。
すっかり大胆な冒険家になったラビーは、いつも楽しそうに家の隅々まで探索していますが、人間の足音が聞こえてくるとすぐに駆け寄って、元気いっぱいに挨拶をします。ラビーの体はまだ小さいですが、常にエネルギーに満ち溢れていて、いつでも可愛いトラブルを引き起こすための準備ができているのです。
「私が親子の元に朝食を持って行った時、ラビーとスキッパーがスリッパの上にチョコンと乗っていました。その姿に私は一瞬でメロメロになりました。」
現在、エイミーさんやスタッフ達のおかげで、ミノーの大切な子猫達はすくすくと成長を続けています。子猫達は既に里子に出られるほどの大きさになっていて、愛情深いミノーは子猫達がここまで成長できたことを誇りに思っているのです。
きっと愛らしい親子の元には素敵な里親さんが現れて、いつまでも幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
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