今から18ヶ月前のこと、アン・ウェブスターさんは家の玄関前で眠っていた迷子の子猫『シェンドル・リー・クパー』を保護しました。シェンドルは屋根のあるところで暮らせるのが嬉しかったようで、すっかりアンさんの家を気に入ったそうです。
しかし、シェンドルはちょっと欲張りでした。どうやらアンさんの家だけでは満足できなかったようで、セカンドハウスも欲しがるようになったのです。
そしてある日、シェンドルはアンさんの自宅近くで素敵な家を見つけました。それはイギリスのサウサンプトンの街にあるペット用品店『B&M』です。その日以来、シェンドルは毎日お店を訪れるようになり、いつの間にか”猫の店長”になったのです。
毎朝、シェンドルはアンさんの家を出て、お店に向かいます。
「私が仕事に出かける前に、シェンドルは自分用のドアからお店に向かいます。彼は店長やスタッフ達が出勤する前に、お店の周りを確認するのが好きなようです」とアンさんは言いました。
こちらは店内をパトロールするシェンドルの姿です。
シェンドルは『ペットセレクション』の区画を担当しています。そこに並ぶ商品は、全てシェンドルが猫目線で選んだ選りすぐりの商品です。仕事熱心なシェンドルは、商品の寝心地を確かめるために、時々ベッドで横になります。一見すると休んでいるようにも見えますが、シェンドルにとっては重要なお仕事なのです。
人間の店長ティム・エバンズさんは、シェンドルの人気ぶりをずっと近くで見て来ました。「お店に来る多くのお客さんが、シェンドルの好きなオヤツを買ってプレゼントします。特に地元の子供達に大人気で、彼に会うためにたくさんの子供達がお店を訪れます。」
お客さんが来店すると、シェンドルは温かく出迎えます。
とってもフレンドリーなシェンドルに、お客さんはいつも癒されているそうです♪
シェンドルはお店をとても気に入っているようで、閉店時間になっても帰ろうとしません。そのため、いつもアンさんがお店まで迎えに行って、シェンドルを連れて帰るそうです。
「お店が24時間営業だったら、シェンドルはいつもでもお店のパトロールを続けていることでしょう」とアンさんは笑いながら話してくれました。
こうして家の庭で保護されたシェンドルは、2つの家を行き来する生活を始めました。毎日ペット用品店に通い続けるシェンドルは、すっかりお店の人気者です。とても人間好きのシェンドルは、これからも多くのお客さんを迎えながら、楽しい時間を過ごしていくことでしょう♪
出典:facebook.com
This post was published on 2017/03/09