人生に、もふもふを。

寒さの中、窓の外から家猫達を見つめてきた猫。玄関先で「ボクも入れて」とお願いしてきて… 幸せいっぱいの毎日が始まる

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ある寒い日のこと、2歳の猫の『トビー』が食べ物と暖かい場所を求めて路上を彷徨っているうちに、一軒の家の庭に辿り着きました。そして、窓の外から数匹の家猫が幸せそうにしている姿を見て、玄関先で「ボクも入れて」と鳴き始めたのです。

ご飯を食べる子猫出典:Rhonda Andersen

その声に気づいた住人のロンダ・アンデルセンさんが玄関を開けると、トビーはすぐに家の中へと入ってきました。

いい表情の猫出典:Rhonda Andersen

「トビーは明らかに誰かに世話をされていました。彼は躊躇することなく家の中に入ってきて、私が用意した猫缶を物凄い勢いで食べ始めました」とロンダさんが言いました。

外での生活に慣れていなかったためか、トビーはほとんどご飯を食べることができなかったようで、驚くほど痩せ細っていました。

なでなで猫出典:Rhonda Andersen

家の中でお腹を満たしたトビーは、さっそくロンダさんの膝の上で丸くなって、嬉しそうに喉を鳴らし始めました。それはまるで「ありがとう!」と言っているかのようでした。

座る猫出典:Rhonda Andersen

ロンダさんはガレージにトビー用の家を用意して、体調を回復させるために世話を始めました。またロンダさんは飼い主さんがトビーを探しているかもしれないと思い、近所の人達に聞いて回ったり、保護施設に迷子の猫についての情報を尋ねたりしました。

飼い主さんを探している間中ずっとトビーの世話を続けたロンダさんは、気づくとトビーに心を奪われていました。そして、いつの間にかトビーのことを手放せなくなっていたのです。

見上げる猫出典:Rhonda Andersen

結局、飼い主さんが現れなかったため、ロンダさんはトビーを正式に家族の一員として迎えることに決めました。

「トビーは家の中ですっかり甘えん坊になりました。私達の家族になったトビーは、7匹の猫達と一緒に楽しそうに過ごしています。」

たたずむ猫出典:Rhonda Andersen

家族に迎えられて以来、トビーはロンダさんの膝の上で何時間も過ごすようになりました。

見つめる猫出典:Rhonda Andersen

トビーは愛されていることが嬉しくて、毎日オモチャなどの贈り物をロンダさんのところに持ってきます。そして、どのくらい自分が満足しているかをロンダさんに伝えて、朝になると幸せそうに挨拶をしてくるそうです。

見上げてくる猫出典:Rhonda Andersen

またロンダさんが保護子猫を自宅に連れて帰ってくるたびに、トビーが子育ての手伝いを始めました。「黒猫のペプシが家に来た時も、トビーが世話を引き受けてくれました。それ以来、ふたりは最高の友達になりました」とロンダさんが嬉しそうに話してくれました。

同居猫と一緒出典:Rhonda Andersen

そして9年後。
トビーは窓の外を見るのが大好きで、いつも興味深そうに外を眺めています。でも決して外に出ようとはしません。トビーは家の中にいることが一番幸せなことだと分かっているのです。

外を見る猫出典:Rhonda Andersen

こうして迷子だったトビーは温かい家に辿り着くことができました。あの日、ロンダさんが玄関を開けてくれた時、トビーはどれほど嬉しかったことでしょう。

幸せそうに眠る猫出典:Rhonda Andersen

あれから年齢を重ねて11歳になったトビーですが、まだまだ元気いっぱいです。これからもトビーは子育てのお手伝いをしながら、ロンダさんと一緒に幸せな毎日を送っていくことでしょう(*´ェ`*)
出典:Rhonda Andersen/lovemeow

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