スノーベンガルの『フェリシティ』は、コロンビア州にある保護団体『TinyKittens』によって、心無いブリーダーから救い出されました。フェリシティはとても衰弱していて、一刻も早い救助が必要でした。
これまでに多くの子猫を産まされてきたフェリシティは、ずさんな飼育のため、ノミやダニ、呼吸器感染症、さらに生まれてくる赤ちゃんを危険にさらす子宮内感染症を患っていたのです。
保護された時、フェリシティのお腹の中には赤ちゃんがいましたが、流産の兆候を示していました。しかし、驚くことにフェリシティは何とか持ちこたえて、2匹の美しい赤ちゃんを産んだのです。
これが最後の出産となったフェリシティは、生まれてきた赤ちゃんを愛おしそうに抱きしめて、決して放そうとしませんでした。
フェリシティは子猫達に寄り添いながら、嬉しそうに成長を見守り続けます。それは以前の環境では、いくら望んでもできないことだったのです。
フェリシティは子猫達のために、疲れを忘れて一日中子守りを続けました。愛情深いフェリシティは、愛する子猫達にたくさんの毛づくろいをしてあげていたそうです。
保護された時にはとても衰弱していたフェリシティでしたが、子猫達に会えたことで生きる力が湧いてきました。さらにスタッフ達の献身的な看病のおかげで、健康な状態へと戻ることができたのです。
フェリシティは辛い過去があったにも関わらず、世話をしてくれた人達にたくさんの愛情を返してくれました。
元気を取り戻したフェリシティはとてもお話好きで、お茶目な性格になりました。また、とても親しみやすく、施設で暮らす犬や猫ともすぐに仲良くなったそうです。
こちらは、お昼寝のために子猫をベッドに運ぶフェリシティの姿です。
スタッフはいつも一緒の子猫達に、『フェリックス』と『ケイコ』と名づけました。
その後、子猫達が成長すると、スタッフは里親さんを探し始めました。今までに多くの子供達と離ればなれになってしまったフェリシティのために、スタッフは親子で引き取ってくれる里親さんを見つけることにしたそうです。
幸いにも、優しい女性が親子全員に恋をして、一緒に引き取ってくれることになりました。
生涯の家に着いてからも、フェリシティは愛する我が子を抱きしめ続けます。
多くの苦難を乗り越えてきたフェリシティは、ついに最高の幸せを手に入れたのです!
こうして心無いブリーダーから助け出されたフェリシティは、子供達と共に温かい家で暮らし始めました。これからもフェリシティは、愛する我が子にたっぷりと愛情を注ぎながら、幸せな毎日を送っていくことでしょう。
出典:facebook.com
This post was published on 2017/01/19