ひとりだけ生き残った子猫。瀕死の状態から助け出されると… 病気の保護主さんを救ってくれた (7枚)

ある日、三毛猫の子猫『ケシャ』がララミー・エヴァンズさんに発見されました。悲しいことにケシャの兄弟達はすでに命を落としていましたが、ひとり残ったケシャは衰弱しながらも生きるために戦っていたのです。ララミーさんはそんなケシャを保護すると、自宅へと連れて帰りました。

以前は看護師として働いていたララミーさんでしたが、今から7年前に悪性の脳腫瘍ができてから仕事を止めました。それから7年間、ララミーさんは悪性の脳腫瘍との戦いを繰り返してきたのです。これまでに腫瘍を取り除く手術を6回行い、なんとか命をつなぐことができたそうです。

ララミーさんはケシャのお母さんになり、24時間の看病を続けました。そのおかげで徐々に回復していったケシャは、ついに元気を取り戻すことができたのです。

一方、ケシャと出会う前のララミーさんは、病気の治療のためにほとんどの時間を自宅で過ごさなければならず、毎日心が沈んでいました。しかし、ケシャを暮らし始めてからは、全く別の暮らしに変わったのです。毎日がとても充実し、心の底から笑えるようになりました。

ララミーさんは自分の病気のため、看護師であることを忘れていました。しかし、ケシャの看病をしたことで、自分の生き方を思い出したのです。ララミーさんは「ケシャの世話ができて、とても嬉しい」と笑顔で話してくれました。

ケシャを保護してから半年後。
身体が随分大きくなったケシャですが、心の中は半年前と変わっていません。元気に家中を駆け回り、眠たくなるとララミーさんに甘てくるのです。

保護したばかりのケシャは、獣医さんに「長くは持たないだろう」と言われたそうです。しかし、半年経った今でもケシャは生きていて、ララミーさんにたくさんの元気を分けてくれているのです。

深い絆で結ばれたケシャとララミーさんは、この半年間で大きく変わりました。

お互いになくてはならない存在になったふたり。きっとふたりが一緒なら、どんな困難にも打ち勝つことができるでしょう!

出典:Laramie Evans

This post was published on 2016/11/29