ある日、ニューヨークのマンハッタンでワインショップを経営する2人姉妹が、隣のアパートの敷地内で子猫を見つけました。姉妹は子猫を店内で世話していれば、すぐに引き取ってくれる人が現れると思い、保護することにしたのです。
しかし、子猫は姉妹とは違う考えを持っていました。子猫はワインショップを自分の家だと思い、姉妹を家族だと思ったのです。そのため子猫は、保護された日から姉妹にくっついて離れなくなりました。
ほどなくして姉妹は子猫に心を支配されました! すっかり子猫のとりこになった姉妹は、子猫をお店の猫として迎えることにしたのです。
姉妹は子猫に『ジャック・ダニエル』と名づけました。
店内で暮らし始めたジャックは、お客さんをいつもお出迎えするようになりました。その愛らしい姿に次々とファンが増え、いつしかジャックはお店の人気者になったのです。
ジャック目当てのお客さんは、お店に来る時にご馳走やオモチャを持ってくるそうです。そのためジャックは、毎日のようにプレゼントをもらっているのだとか。
仕事中のジャックは、カウンターやセール中のワインケースに座ることが多いのですが、お客さんがバッグの中にキャットニップやご馳走を忍ばせていると、その匂いを敏感に感じ取り、普段以上に接客に身が入るそうです♪
そんなジャックにはお気に入りの棚があります。そこはジャックにとってのキャットタワーで、いつもその場所から店内や外の様子をチェックしているそうです。
たくさんのお客さんから愛されるジャックは、いつの間にかお店で一番偉い ”猫店長” になりました! もしかすると、それは全てジャックの計画だったのかもしれませんね( *´艸`)
ジャックは来店するお客さんにとても関心を持ち、毎日お店の中で楽しそうに過ごしています。すっかり店長の顔になったジャックですが、オーナーの姉妹に育ててもらったことを忘れることはありません。ジャックは今、自分が支配したお店を守ることで、姉妹への恩返しをしているのです♪
出典:Andrew Marttila
This post was published on 2016/11/05