ある日、養育ボランティアをしているクリスティーナさんの家に住む6歳のオス猫『ボーリ』に、悪性の腫瘍が見つかりました。すぐに腫瘍を取り除いたボーリは、自宅で化学療法(抗がん剤治療)を続けることになったのです。
そんなある日のこと、クリスティーナさんの友人が母親のいない4匹の子猫を保護しました。そして友人は、クリスティーナさんに助けを求めてきたのです。クリスティーナさんと友人は、それぞれ2匹の子猫を自宅で育てることになりました。
こちらがクリスティーナさんの家に来た2匹の子猫です。
クリスティーナさんはボーリが子猫好きで、思いやりのあるお父さんだと知っていました。ボーリは以前にも、家で預かった子猫達にたくさんの愛情を注いでいたのです。
ボーリの過去の話が気になる方は、『優しいお父さん猫に育てられた保護子猫。成長すると、みなしごの子猫達を育てる愛情深い猫へ』をご覧ください。
ボーリは子猫達を見るとすぐに寄り添いました。
そして、化学療法中にも関わらず、子猫達に愛情を注ぎ始めたのです。(動画)
子猫達もボーリお父さんの優しさが嬉しかったようで、ボーリと一緒に喉を鳴らし始めたそうです。
2匹のうちに1匹はボーリにそっくりで、まるで本当の親子のようです。
もう一方の子猫も、ボーリお父さんに育てられて、毎日がとっても幸せそうです♪
ボーリは子猫達にご飯の食べ方を教えてあげました。子猫達はボーリお父さんのマネをしながら、一生懸命にご飯を食べているそうです。(動画)
こちらは食後の毛づくろいの様子です。ボーリは食後に必ず、子猫達を丁寧に舐めてあげるそうです。(動画)
ボーリは自分が育てた子猫達が日々成長していることが嬉しいようで、時々クリスティーナさんに自慢してくるそうです♪
子猫達の世話をしているときのボーリは本当に幸せそうですね。
病気の治療中にも関わらず子猫達に愛情を注ぐボーリは、逆に子猫達から生きる力を貰っているのかもしれませんね。きっと子猫達が里親さんのところへ旅立つ日まで、ボーリと子猫達の素敵な関係は続いていくことでしょう。
This post was published on 2016/10/26