ある日、野良猫の『エミールー』が保健所に連れてこられました。エミールーは生まれた時から前足の骨が短く、曲がっていたそうです。一度は保健所から里屋さんのところへ引き取られたエミールーでしたが、その家に合わなかったのか再び戻ってきてしまったそうです。
保健所のスタッフはエミールーのことをとても気にしていました。そして、エミールーを引き取ってくれる人を見つけようと、保護施設『キティ・アドベンチャー・レスキューリーグ』にfacebook上でメッセージを送ったのです。
返事はすぐに来ました。そして、しばらくすると保護施設を運営するカリンさんと夫が、エミールーを迎えに来たのです。エミールーは保健所から出ると、カリンさんの車で新しい家へと向かいました。
エミールーはまぶたも少し変形していたため、目を完全に開くことができませんでした。それがエミールーの顔を悲しそうに見せていたのです。しかし実際はとても甘えん坊で、車の中ではずっと大音量で喉を鳴らし続けていたそうです。
エミールーの足は曲がっていますが、とても楽しそうに家の中を動き回ります。そして、ウサギのように飛び跳ねるのです。カリンさん夫婦はエミールーが怪我をしないように、床と階段用に柔らかいカーペットを用意したそうです。
元気いっぱいのエミールーは、行動範囲に制限がありません。窓辺やキャットタワーにもちゃんと登れるのです。エミールーの動きは他の猫より少しだけ遅いそうですが、本人は特に気にしていないようです。
そんなエミールーは、奇麗なオッドアイで大好きなカリンさん夫婦をいつも見つめてくるそうです。
とても社交的なエミールーは、一緒に暮らす保護猫達とも仲良くなりました。今は、猫用の階段でみんなと一緒に過ごすのが大好きなのだそうです。
エミールーは他の猫と少し違って見えますが、本人にとってはそれが普通のことで、全く気にしていません。自分が望むように生きて、毎日に幸せに過ごしているのです♪
幸せいっぱいのエミールーは、優しいカリンさん夫婦に、いつも素敵な笑顔を見せてくれます。そして、大音量で喉を鳴らし続けるのです♪
出典:facebook.com
This post was published on 2016/10/15