ある日の早朝のこと、クリスティーナさんが家の近くを歩いていると、産まれて間もない子猫を発見しました。子猫の近くには母親の姿は無く、お腹を空かせて鳴いていたそうです。可哀想に思ったクリスティーナさんは、子猫に『ファー』と名づけ、家族に迎えることにしたのです。
こちらが救助した日のファーの姿です。
クリスティーナさんの家には、『ボーリ』という名前のオス猫が住んでいました。ボーリは、幼い頃に母猫といっしょにクリスティーナさんに拾われて、この家で暮らしていました。
そんなボーリに新しく家族になったファーを見せると、一目惚れしたようで、いつも側で見守るようになったのです。
実はクリスティーナさんは、今までに多くの猫を保護して来たのですが、新しい猫が来る度にボーリが愛情深く面倒を見てくれていたのです。
クリスティーナさんは、まだ幼いファーに24時間態勢でミルクを飲ませてあげました。そして、ファーのお腹が満たされるとボーリの出番です。ファーをお気に入りのベッドに連れて行くと、優しくグルーミングしてから、ふたりで一緒に眠るのです。
ファーのことがいつも気になるボーリは、ファーを視界の外に出そうとしません。ファーがヨチヨチ歩きで遠くに行こうとすると、「そっちは危ないから帰ろうね」と自分のところへ連れ戻すのです。その姿は、まるで親子のようです。
子猫の成長は早く、ファーは日に日に大きくなっていきました。出会った頃は「ボーリの足」と「ファーの頭」の大きさはいっしょくらいでしたが…
今では、すいぶんと大きく成長しました。
体の大きさは変わりましたが、ファーとボーリの関係は昔と変わりません。
クリスティーナさんの寝る間を惜しんでの世話と、ボーリお父さんの愛情いっぱいの子守りで、ファーはスクスクと成長しています。ひとりぼっちだったファーですが、ボーリお父さんが側にいてくれて、寂しい思いはしなかったことでしょう。これからも、ファーとボーリの親子のような関係はずーっと続いていきそうですね(*´ェ`*)
出典:facebook.com
This post was published on 2016/04/08