保護先の家で命をつなぎ、幸せを感じた盲目の子猫と兄弟。新しい世界を探検して、出会った猫達を次々と魅了する

ある日、『エンジェル』と『ケルビム』という名前の2匹の子猫が衰弱した体で保護されて、保護団体『キトゥン・レスキュー・ライフ』にやって来ました。

子猫達の話を聞いた養育ボランティアのアサさんは、困難なことが待ち受けていることを覚悟しながら、子猫達を引き取ることに同意しました。「最初は本当に心配でした。子猫達にはたくさんの問題がありました」とアサさんが言いました。

しかし、子猫達はアサさんの予想以上に強い意志と回復力を持っていて、ふたりの毎日の変化が多くの人達の心を動かしました。

白猫のエンジェルは小眼球症という、目が正常に発達しない病気を持って生まれました。生まれた時から完全に盲目だったエンジェルには特別なケアが必要で、診察した獣医さんは将来の合併症を防ぐために両目の摘出手術が必要だと判断しました。

しかし、そんな状態だったにもかかわらず、エンジェルは身の回りの地図を頭の中に描きながら自信を持って動き回って、トイレを失敗したことも一度もありませんでした。

同じく小柄な兄弟の『ケルビム』は非常に体調が悪く、アサさんはケルビムが命をつなぐことができるか分かりませんでした。しかし、しばらくして初めて子猫達が走り回る姿を見た時、「きっとふたりは大丈夫だろう」と確信しました。

ケルビムは危険な状態から脱して体力を回復させると、無邪気な姿をたくさん見せてくれるようになりました。

ケルビムはすぐに家の中で一番社交的な猫になりました。「どうやらケルビムは出会った全ての動物達と仲良くなりたいようです。たとえ相手がそう思っていなくても、彼は自ら進んで友達になろうとしています。」

ケルビムはいつも真っ先に訪問者を出迎えて、寄り添ったり、遊び始めたりします。そんなケルビムの性格はエンジェルにも伝染して、エンジェルの遊び心と自信を引き出しました。

ケルビムはいつも友達を作ることに熱心で、エンジェルは目が見えなくても何でも出来ることを証明しました。

アサさんの家に年上の子猫の『アッシュ』と『ブロック』がやって来た時も、ケルビムは全く臆することなく、体の大きさが2倍の子猫達に近づいていきました。そして最初は少し躊躇していたエンジェルも、次第に打ち解けていきました。

「エンジェルは最初の頃はなるべくケルビムのそばにいようとしていましたが、今は成長して自信もつきました。ケルビムの恐れを知らない社交的な性格と、エンジェルの用心深い性格が上手くバランスを取り合っていて、ふたりはお互いのことを完全に補い合っています。」

エンジェルもすぐに子猫達の遊びに加わって、さらに成猫のマーベルとも仲良くなりました。

エンジェルは先日、目の手術を受けましたが、退院の数時間後には再びボールを追いかけ始めて、大好きなサッカー遊びに夢中になりました。「すっかり元気を取り戻したエンジェルは、楽しそうに走り回ったり、ケルビムとじゃれ合ったりしています。」

またエンジェルは鈴のオモチャの音が聞こえると、驚くほど正確に飛びついて、いつも年上の猫達を驚かせているそうです。

アサさんはエンジェルとケルビムが一緒に暮らせる家が見つかることを強く願っています。またエンジェルの盲目を欠点としてではなく、個性的な魅力の一部として受け入れてくれるような家族が理想的だと考えているそうです。

かつては弱々しくて将来への不安を抱いていたふたりは、今では自信に満ち溢れていて、とっても無邪気で、里子に出られるほどの大きさになりました。

元気いっぱいのふたりは毎日、猫の友達と一緒に家の中を駆け回ったり、オモチャを追いかけたり、取っ組み合いをしたり、お気に入りのキャットタワーに登ったりしながら楽しい日々を過ごしています。ふたりはこれからも安全な家の中でたくさんの愛情を感じながら、いつまでも一緒に幸せな毎日を送っていくことでしょう。

This post was published on 2026/09/08