『ガー』はトレーラーハウスの敷地内で長年暮らしてきた老猫です。近くに住んでいる人達はみんなガーのことを知っていましたが、世話をしてくれる人はほとんどいませんでした。しかし、2年ほど前にある女性とその娘がガーの世話を引き受けて、ご飯を食べさせたり、様子を見守ったりしていました。
そんな中、親子の生活に大きな変化があり、この場所から引っ越さなければならなくなりました。親子はガーを引っ越し先に連れて行くことができなかったため、結局ガーだけがその場に取り残されてしまいました。
しかし、ガーの運命はすぐに好転し始めました。その日、保護団体の代表のサミ・スミスさんと彼女のチームがTNR活動(野良猫の不妊去勢手術を行い、元の場所に戻す活動)を行っていたところ、ガーの存在に気づきました。ガーはまるで以前からの友達のように近づいてきて、スミスさんに挨拶をしました。「ガーはとっても人懐っこい猫ですが、しばらく誰からも世話をされていなかったことが分かりました」とスミスさんが言いました。
ガーの耳は土で固まっていて、口の中も明らかに手当てが必要な状態でした。その後、数週間かけてガーとスミスさんは信頼関係を築いていって、最終的にスミスさんがガーを保護して動物病院に連れて行きました。
検査の結果、スミスさんが疑っていたことは確信に変わりました。ガーは何年も耳にゴミや感染症の問題を抱えたまま過ごしていて、口の中も長い間手入れをされていなかったため、歯がひどい状態になっていました。
その後、耳と歯の治療が行われ、ガーはボロボロになっていた数本の歯を抜けなければならず、最終的に歯がほとんど残りませんでした。
それでもガーは全く問題なさそうにしていました。「今のガーはほとんど歯がありませんが、それでもドライフードを毎日楽しんでいます」とスミスさんが言いました。
大変な時期を乗り越えたガーは、痛みや不快感から解放されて、ありのままの自分でいられるようになりました。
ガーはひときわ背が高く、手足が長く、抱き上げるとその大きさがよく分かりました。またガーはとても大らかな心の持ち主で、非常に優しく、めったに動揺することはありませんでした。
そんなガーが好きな時間の過ごし方は、何もせずにただのんびりとしていることです。ガーは心地良い場所でゆったりとくつろぐことが大好きで、穏やかに時間の流れを楽しんでいます。
ガーは他のオス猫とあまり仲良くすることはありませんが、他のオス猫がガーのことを放っておいてくれる限り、問題が起こったりすることはありません。
ガーは昔から野外で過ごすことが好きでしたが、年齢を重ねたガーにとって外の世界はもはや安全な場所ではありませんでした。そのためガーは野外での生活を卒業して、家の中で暮らすことが新たな目標になっているそうです。
今のガーは健康診断を済ませ、長年悩まされてきた痛みからも解放されて、とても穏やかな毎日を送っています。ガーは相変わらず人間に対してフレンドリーで、誰かが近づいてくるたびに嬉しそうに挨拶しに行くそうです。
こうしてトレーラーハウスの外で長年暮らしてきたガーは、スミスさん達のおかげで静かな室内生活を送り始めることができました。これからもガーは安全な家の中で人間の愛情を感じながら、穏やかな余生を過ごしていくでしょう。
出典:tnrnorthplatte/lovemeow
This post was published on 2026/08/05