行き場を失った保護猫を温かく迎え入れた人達。8匹もの子猫達を必死に育てていた猫は、人間の助けを借りて幸せになる

先月、保護団体『ベスト・フレンズ・フィーラインズ』の元に、地元の保護施設から緊急の支援を求める電話が入りました。母猫と生まれたばかりの8匹の子猫達が、養育主さんの助けを必要としているというのです。

連絡をしてきた保護施設の環境は幼い子猫達にとって安全ではありませんでしたが、母猫は子猫達を守るためにあらゆる手を尽くしていました。この時の保護施設は既に収容能力を超えていましたが、運ばれてきた猫の親子の受け入れを拒否することはできませんでした。

一度に8匹の子猫を出産することは、平均的な出産数よりも随分と多いため、特別な世話と授乳が必要になることが多々あります。そのため親子を出来るだけ早く経験豊富な養育主さんに預ける必要がありました。

出典:BestFriendsFelines

その後、スタッフ達の努力によって、親子にピッタリの養育主さんが見つかりました。そして養育主さんの家で暮らし始めた母猫は、『明るく輝く』という意味の『ニアム』と名付けられました。ニアムはその名の通り、最初から穏やかで人懐っこく、出会った全ての人をすぐに魅了しました。

一方、生後僅か5日だった子猫達は、いつもモゾモゾしながら寄り添い合っていました。そんな子猫達をニアムは常に清潔な状態に保ち、体を温めて、ほとんど休むことなくミルクを飲ませ続けました。

子猫達のうちの4匹は、体格の良い4匹よりも随分と小さな体をしていました。これほど多くの子猫達にミルクを飲ませるのはとても大変なことだったため、すぐに養育主さんが介入して、体の小さな子猫達に哺乳瓶でミルクを飲ませ始めました。

子猫達は食欲が旺盛で、1日に何度も夢中でミルクを飲み干しました。

出典:BestFriendsFelines

ニアムは養育主さんが子育てを手伝ってくれることにとても感謝しているようでした。そのため子猫達がミルクをもらっている間中ずっと、養育主さんのそばに座って満足そうに喉を鳴らし、時には自分もこっそりとミルクを味見しようとしました。

ニアムは子猫達に惜しみない愛情を注ぎ、常に子猫達に気を配っていました。

養育主さんの助けを借りて、8匹の子猫達は日に日に大きく、たくましく成長していきました。そんな子猫達を溺愛しているニアムは、子猫達にたくさんの愛情を注ぐ一方で、自分も愛情を求めて養育主さんに甘えることがありました。

養育主さんが猫部屋に入ると、ニアムは優しく鳴きながら挨拶しにやって来ます。そして養育主さんがニアムの体を撫でるとすぐに、嬉しそうにゴロゴロと喉を鳴らし始めます。子育てに最適な環境のおかげで子猫達の体重は倍以上に増えて、とても健康的にすくすくと育っているそうです。

そして子猫達が生後4週間になると、好奇心の赴くままにヨチヨチと歩き回って、身の回りを探索するようになりました。

出典:BestFriendsFelines

子猫達はまだ遠くまで出掛けることはありませんが、小さな足を一生懸命に動かして、出来るだけ速く歩こうとしています。でもまだ上手く歩けない子猫達は、途中でキャリーや兄弟にぶつかって転んでしまうこともあるそうです。

兄弟の中で一番体の小さな『メイブ』は、授乳の際に兄弟とのミルクの競い合いに苦労することがよくあります。しかし、哺乳瓶でミルクを飲む順番がやって来ると、一瞬のうちに生き生きとし始めて、毎回夢中でミルクを飲み干しています。「メイブがミルクを必要としている限り、私達は人工哺乳を続けていくつもりです」と養育主さんが言いました。

出典:BestFriendsFelines

一方のニアムは育ち盛りの8匹の子猫達にたくさんの愛情を注ぎ続けていて、一日中子育てをしているにもかかわらず、決して疲れを見せることはありません。子猫のうちの誰かひとりがニアムに寄り添うと、他の子猫達もすぐにその後に続くため、ニアムのお腹の周りにはいつもゴロゴロと喉を鳴らすフワフワの子猫達の山が出来上がるそうです。

子猫達はこれからさらに活発になっていって、それぞれの個性を輝かせ始めることでしょう。

出典:BestFriendsFelines

こうして優しい人達の助けを借りて、ニアムは8匹の子猫達をここまで成長させることができました。

子猫達はあと数週間で里子に出られるようになって、それぞれの家を見つけることになります。そして、子育てを終えたニアムも生涯の家族の元へと旅立っていって、たくさんの愛情を受け取りながら、いつまでも穏やかな日々を送っていくことでしょう(*´ェ`*)

This post was published on 2026/06/04