非常に寒い日のこと、ニューヨークのブロンクスの建設現場で、後に『ヤンキー』と名付けられた子猫が、瓦礫の中に隠れながら必死に生き延びようとしていました。冬の寒さから身を守る術がなかったヤンキーは、体が凍ってほとんど動けなくなっていました。このままでは長く生きられなかったヤンキーでしたが、現場の作業員達がヤンキーを見つけて、地元の保護施設『パピー・キティー・ニューヨークシティー』に助けを求めました。
「作業員達は前日からヤンキーの鳴き声を聞いていて、彼女を探していました」と保護施設の代表のミーガン・リカリさんが言いました。
「作業員達がヤンキーを見つけた時、彼女は凍りついていました。私が現場に着いた時には、体が冷た過ぎて体温計が反応しませんでした。彼女は頭を持ち上げることもできませんでした。私はすぐに彼女を救急動物病院に連れて行きました。」
ヤンキーはあまりにも冷たくて弱々しかったため、自分が救助されていることに気づいておらず、ミーガンさんに完全に身を任せていました。そんなヤンキーが病院に到着すると、獣医さん達がすぐに駆けつけました。
ヤンキーは凍りついて飢えていましたが、体が温まってお腹に食べ物が入ると、ゆっくりと息を吹き返していきました。
そしてヤンキーが遊び好きの子猫に変わり始めた時、ミーガンさんは驚きと喜びでいっぱいになりました。ヤンキーは本当にギリギリのところで救い出されました。
「ヤンキーが元の状態に戻るまでには、入院してから3日がかかりました。彼女にはたくさんのサポートが必要でしたが、今では本当に幸せな子猫です!」
ヤンキーは回復するとすぐに好奇心旺盛な元気いっぱいの性格が表に出てきました。そんなヤンキーのことを誰もが最高の家族の一員になることを確信していて、ヤンキーが生涯の家族に出会うまでにはそれほど時間はかかりませんでした。
作業員達がヤンキーを見つけた時は非常に厳しい状況に見えました。しかし、今のヤンキーはかつてないほど幸せで、家族からの愛情と注目を一身に受けながら、元気いっぱいの毎日を送っているのです。
This post was published on 2025/12/04