倉庫で独りぼっちになっていた子猫。助けてくれた家族のおかげで数日後に兄弟と再会すると、幸せいっぱいの子猫に変わる

ある家族が自宅の近くに暮らしている地域猫達の世話を長年続けてきました。家族は猫達に食べ物を提供し、不幸な猫が増えないように避妊去勢手術を行ってきました。

そんな家族がいつものようにコロニーの猫達の世話をしに行くと、臆病なひとりぼっちの子猫が倉庫の中をウロウロしていることに気づきました。子猫は怖がっていましたが、攻撃をしてきたりすることはありませんでした。家族は子猫のことが心配になって、子猫を救い上げると家の中へと連れて行きました。

家族は子猫の母親と兄弟が見つかることを願って、捕獲器を設置して辛抱強く待ちました。

そして家族はついに母猫を保護することに成功しました。母猫は動物病院に運ばれて、必要なケアと避妊手術を受けて、元の場所へと戻されました。家族はそれからずっと母猫の世話を続けているそうです。

家族が『フィンリー』と名付けた保護子猫は、養育主さんの世話と室内生活を送るための社会化が必要でした。そのため家族の一人のシンディーさんが、保護施設『スパークル・キャット・レスキュー』に連絡して支援を求めました。

出典:sparklecatrescue

「フィンリーは最初とても臆病でしたが、すぐに打ち解けてくれました。フィンリーは離乳食を食べるのが苦手だったため、最初の日はシリンジでミルクを飲ませました」とシンディーさんが言いました。

家族はその後も取り残された子猫がいるかもしれないと思い、倉庫の周辺を毎日見回っていました。すると数日後、2匹の子猫が物陰に隠れていることが分かったのです。

「子猫達は倉庫に保管されていたボートの中に避難していました。ボートはカバーで覆われていたため、ある程度安全に過ごすことができる場所でした。」

カバーの下から助けを求める声が聞こえたため、家族が調査すると2匹の子猫が隠れていることが分かりました。そのうちのひとりで、後に『ヘンリー』と名付けられた子猫はフィンリーにそっくりの姿をしていました。シンディーさんが子猫達を家に連れて帰ると、非常に空腹だった子猫達はお皿いっぱいのご飯を物凄い勢いで平らげました。

出典:sparklecatrescue

「私達が『ブレンリー』と名付けたキジトラ猫は、私に向かって強く『シャー!』と威嚇してきましたが、その姿はとっても可愛らしいものでした。」

静かな部屋で丸一日休んで落ち着いたヘンリーとブレンリーは、リラックスしながら室内生活に慣れていきました。その後、フィンリーと再会した2匹は、心地良いベッドの中でフィンリーと寄り添いながら喉をゴロゴロと鳴らし始めました。「再び一緒になれた3匹の兄弟はとても嬉しそうにしていました。」

子猫達は人間がそんなに怖い生き物ではないこと、そしていつもご飯を持ってきてくれることに気づき、新しい生活の中で自信を深めていきました。そしてシンディーさんの膝の上に登るようになって、部屋中に響き渡るほどのゴロゴロ音を鳴らすようになりました。

「子猫達は毎回ご飯を食べ終わると、私の膝に登ってナデナデを要求してきます。子猫達はみんなとっても愛らしいですが、ヘンリーは間違いなく一番の愛されキャラで、一番大きなゴロゴロ音を持っています。」

出典:sparklecatrescue

家の中にはご飯がいっぱいあり、オモチャもたくさんあります。子猫達はすっかり室内生活を受け入れていて、今では何も気にすることなく、遊んだり昼寝をしたりしながら楽しい日々を送っています。

また子猫達はダンボール箱を砦に変えたり、飛び跳ねながら大はしゃぎしたり、抑えきれないエネルギーでプロレスごっこをしたりしています。そして遊び疲れると団子状で眠ってエネルギーを充電して、次の遊びやイタズラに備えているのです。

子猫達は倉庫で発見された時から随分と成長しました。子猫達は人間を信頼することを学び、抱っこされることが大好きになって、温かい膝に抵抗できなくなりました。子猫達は日に日に強く、勇敢になっていて、愛情深い子猫へと成長しているそうです。

出典:sparklecatrescue

こうして優しい家族のおかげで3匹の子猫の兄弟は再会を果たし、新しい人生を歩むチャンスを得ることができました。現在、フィンリー、ヘンリー、ブレンリーはお腹も心も満たされていて、心地良さと愛情に包まれながら幸せいっぱいの毎日を送っているのです。

This post was published on 2025/11/10