『コリーン』は保護施設『HSYC』で過ごしている社交的で愛くるしい生後13週の子猫です。
コリーンが初めて保護施設にやって来た時、スタッフ達はコリーンにシッポが無いことに気づきました。生まれつきシッポが無かったようには思えませんでしたが、施設に来る前の生活についてほとんど情報が無かったため、どのようにしてシッポを失ったのかは分かりませんでした。
スタッフ達が知っているのは、コリーンが今までに出会った子猫達の中で最も社交的な子猫だということです。コリーンはチャンスが訪れるたびに他の子猫達と走り回って、いつも嬉しそうに寄り添っていました。
「コリーンは本当に遊ぶことが大好きな女の子です」とスタッフのビッキーさんが言いました。
そんなある日のこと、ビッキーさんは猫部屋に子猫達の様子を見に行って、ある光景を見にして思わず立ち止まってしまいました。コリーンと『ペドロ・パスカル』という名前の子猫が、ケージ越しに手を繋いでいたのです!
「その光景は本当に可愛くて、私にはふたりが手で小さなハートマークを作っているように見えました。」
ビッキーさんはこれまでにケージ越しに遊んでいるふたりの姿を見たことはありましたが、今回のふたりは静かに手を繋いでいるだけでした。
「ふたりはただ手を合わせながら座っていました。その時のふたりは遊んでおらず、ふたりとも静かに過ごしているだけでした。」
ふたりは兄弟ではありませんが、明らかに特別な絆で結ばれていました。残念ながらペドロは先に新しい里親さんに引き取られて、コリーンだけが施設に残されました。でも心配する必要はありません。コリーンには他にも一緒に過ごすことのできる友達がたくさんいるのです。
「コリーンの社交的な性格から考えると、彼女を引き取りたい人は、子猫をもう1匹家に連れて帰ることを検討した方が良いかもしれません。」
若い子猫達が次々と施設にやって来る中、コリーンは里子候補として見過ごされ続けています。しかし、ビッキーさんとスタッフ達は皆、コリーンがいかに特別な存在であるかを知っています。コリーンは既に避妊手術を済ませていて、ワクチン接種も終わらせています。あとは新しい里親さんがコリーンと友達を一緒に家に連れて帰ることだけです。
「コリーンは遊ぶことが大好きで、いつも元気いっぱいです。また、とってもお茶目な性格の持ち主で、物凄く抱っこ好きの子猫です」とビッキーさんが話してくれました。
This post was published on 2025/07/20