ある日、シンディーさんがオフィスから出ると、近くの銀行で行員をしている友人のジュディーさんが急いでやって来て、予想外のことが起こっていることを伝えてきました。
アメリカにはドライブスルーが設置された銀行があり、ジュディーさんはそこで顧客の対応をしていました。その最中にジュディーさんは微かに聞こえてくる猫の声に気づきましたが、その声がどこから聞こえてくるのか分かりませんでした。
その後、顧客が車で立ち去った瞬間、子猫の『ペニー』が目の前に突然姿を現しました!
「私はジュディーさんから話を聞くと、彼女の後を追ってペニーの元に向かいました。ペニーはドライブスルーのレーンの真ん中でしゃがみ込んでいて、ジュディーさんに抱え上げられました」とシンディーさんが言いました。
どうやらペニーは顧客の車のエンジンルームから転がり落ちてきたようです。ペニーは無傷でしたが、とてもお腹を空かせていて、安全な家を必要としていました。シンディーさんはすぐに駆けつけてペニーを受け取ると、保護施設『スパークル・キャット・レスキュー』に連絡をして支援を求めました。
ドライブスルーでエンジンルームから落ちたペニーは非常に動揺していました。「最初はショックを受けていたペニーでしたが、私が家に連れて帰ると少しずつ落ち着いていきました。その後、彼女が喉を鳴らし始め、自分が撫でられることが好きなことに気づくまでには数日がかかりました。」
体重が不足していたペニーは、たくさんのご飯を食べて体重を増やし、多くの猫のスキルを学ぶ必要がありました。シンディーさんとの生活で自信を取り戻したペニーは、身の回りを探索して隅々まで調査すると、暖かい服にくるまりながら昼寝を始めました。
ペニーは家の至るところでくつろぐようになって、無邪気な性格を完全に開花させました。
「ペニーはとってもフレンドリーで、会う人全てと仲良くなります。私の娘と会った時も、彼女はすぐに膝の上に飛び乗りました。彼女は好奇心旺盛で元気いっぱいで、遊んでいる時はウサギのように飛び跳ねています。」
「ペニーは先住猫達に興味を持ちましたが、先住猫達はまだ彼女のことを完全に信用していません。でも彼女はすぐに先住猫達を魅了して、彼らの冒険に加わることでしょう。」
「ペニーはキャットニップのオモチャをウサギのように蹴るのが好きですが、一番夢中になっていることは靴紐を追いかけることです。」
僅か2週間でペニーは大きく成長して、体重も体力も随分と増えました。少し前まで路上を彷徨い歩き、車の中で暖を取っていたペニーでしたが、シンディーさん達のおかげで路上での生活に終わりを告げて、安全で快適な家の中で輝き続けているのです。
好奇心旺盛なペニーはソファに飛び乗ってリビングを見渡すと、ドアから入ってくる人に対して熱心に挨拶をしているそうです。
シンディーさんは一時的に養育ボランティアを休んでいましたが、困っているペニーの姿を見た瞬間、ペニーを養育することを決めました。
現在のペニーはエネルギーに溢れていて、まるで自分が家を所有しているかのように家中を駆け回っています。ペニーは家猫としての新しい生活を満喫していて、たくさんのご飯やオモチャ、そしてシンディーさんや家族に囲まれながら、常に温かい愛情を感じているのです。
ドライブスルーで保護される前のペニーのことは誰にも分かりませんが、確かなことが一つあります。それは今のペニーが安全に過ごしていて、元気いっぱいに成長していて、明るい未来が待っているということです。
これからもペニーはたくさんの愛情を吸収しながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ェ`*)
出典:sparklecatrescue/lovemeow
This post was published on 2025/06/05