6歳の茶トラ猫の『フィン』は飼い主が引っ越した際に置き去りにされてしまい、救助が必要な状況に陥っていました。
そんなフィンのことを知った保護団体『グリーンポイント・キャッツ』のスタッフ達は、とても社交的な性格のフィンを保護して、安全な場所へと連れて行きました。
「初めてフィンを見た時、私達はその愛らしい姿に一目惚れしました」と保護団体のスタッフが言いました。
その後、養育主さんがフィンを家に迎え入れて、生涯の家が見つかるまでの間、一緒に暮らすことになりました。フィンは新しい環境に落ち着くと、養育主さんの膝の上に乗るようになって、誰に対しても愛情を求めて喉を鳴らすようになりました。
「フィンは養育主さんの手が届く場所でのんびりと過ごすことが好きです。彼は人間と一緒にいると落ち着くようで、たくさんの人がやって来ても驚いたりすることはありません。彼は毎晩とても静かに過ごしていて、一言も言葉を発したりせず、軽くいびきをかきながら養育主さんと一緒にベッドで眠っています。」
フィンは養育主さんに寄り添うことが好きで、抱っこされて撫でられるとすぐにとろけてしまうそうです。
「フィンは素晴らしい声を持っていて、養育主さんが食事の準備をしていると、目の前にボウルが置かれるまで鳴き続けています。そしてご飯の準備が整うと、まるでご飯を奪おうとする者を追い払うかのように、時々唸り声を上げながらご飯を勢いよく食べています。」
「フィンはひとりでボールや蝶のオモチャで遊んだり、私達と一緒に釣り竿のオモチャで遊んだりしています。また彼は遊び好きの犬や猫とスペースを共有しながら、みんなと仲良くやっています。」
「フィンは一度遊び始めるとエネルギーが溢れ出してきて、みんなよりも先に遊びから抜け出すことはありません。彼は無邪気な子供や猫の仲間と過ごすことが大好きで、犬に激しめに毛づくろいされても怒ったりすることはありません。」
フィンはとっても優しい性格の持ち主で、人間だけでなく、家にいる全ての動物達にも常に優しく接しています。
フィンは養育主さんの上に乗ってくつろいだり眠ったりすることが好きで、抱っこされるのが大好きです。またフィンが養育主さんの上で寝ていない時は、養育主さんの隣にあるラグやベッド、ソファや爪研ぎの上で眠っているそうです。
フィンは斜視ですが視力には全く問題がなく、養育主さんやスタッフ達はそれがフィンの愛らしさをさらに引き立てているように感じているそうです。
フィンは出会う人全てにとって太陽のような存在です。
当初は短期間だけ養育主さんの家に滞在する予定でしたが、その期間は数ヶ月になりました。しかし、フィンは相変わらずのんびりと過ごしていて、養育主さんとの生活を心ゆくまで楽しんでいるそうです。
「フィンは飼い主に見捨てられた猫でしたが、保護された瞬間から運命が変わり始めました」と保護団体のスタッフが話してくれました。
きっと愛らしいフィンの前には素敵な家族が現れて、生涯の家で幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
This post was published on 2025/02/11