雪の中、消防署の外から助けを求めてきた子猫。優しい消防隊員に保護され、室内に入れてもらうと幸せいっぱいに (*´ェ`*)

ある寒い雪の日のこと、カナダのマニトバ州シュタインバッハにある消防署に、1匹の子猫が姿を現しました。子猫は消防署の中に入りたくて、ガラス窓の外からじっと中を見つめてきました。

「私達が署内を歩いていると、窓の外からこちらを見つめる子猫の姿に気づきました。部署のメンバーが外に出ると、子猫はすぐに近づいてきました」と署長のケルビン・テーブスさんが言いました。

消防士達はその場に子猫を放っておくことができなかったため、建物の中に入れてあげました。

子猫は全身が汚れていてお腹を空かせていましたが、安全で暖かい場所に幸せを感じたようで、助けてくれた消防士達に擦り寄りながら「ありがとう」の気持ちを伝えてきました。その姿はとっても愛らしく、みんなの心を一瞬でとりこにしました。

その後、ケルビンさんは保護した子猫を自宅に連れて帰りました。そして行く先が決まるまでの間、子猫の世話を続けることに決めました。

ケルビンさんと家族は子猫に『エンバー』と名付け、動物病院へと連れて行きました。エンバーは耳の先に凍傷を負っていましたが、それ以外に悪いところはありませんでした。

「私はエンバーがどこかの家の猫かもしれないと思い、Facebookに彼女のことを投稿しました。でも誰も彼女のことを自分の猫だと言う人は現れなかったため、彼女を動物病院に連れて行って、予防接種とダニの駆除をしてもらいました。」

エンバーは最初からフレンドリーで、みんなから注目されるのが好きでした。また撫でられるのが大好きで、一日に何度も家族におねだりをしてきたそうです。

その後、ケルビンさんは保護猫の養育を行なっている友人に連絡をしました。そして、エンバーを育てることができるかを尋ねました。

「私達はエンバーが室内での生活に慣れ、新しい家族と一緒に暮らせるように、友人の家に彼女を連れて行きました。」

エンバーはそこでお風呂に入って、綺麗な毛並みを取り戻しました。「今のエンバーは保護された時よりもずっといい匂いがしています。」

そして保護から2週間が経つと、エンバーはさらに人間のことが好きになって、室内生活に完全に順応しました。エンバーはとってもヤンチャな性格で、いつも元気いっぱいに家の中を駆け回っているそうです。

エンバーは優しい養育主さんのおかげで無事に里子に出る準備を整えました。エンバーは家の中での生活が大好きで、いつも幸せそうな姿を見せてくれているそうです。

「私達はFacebookを通して、エンバーの里親募集を始めました。ありがたいことに彼女の新しい里親さんはすぐに見つかりました」とケルビンさんが話してくれました。

こうして消防署の外に現れたエンバーは、優しい人達のおかげで新しい生活を始めることができました。あの日、寒さの中を彷徨い歩いていたエンバーは、自分が一番必要としていた場所に辿り着くことができたのです。エンバーはこれからも暖かい家の中でたくさんの愛情を感じながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)

This post was published on 2024/12/16