ある日、キャメロンさんが仕事の関係で新しいアパートに引っ越すと、近くで暮らしていた野良猫が玄関先に現れました。
「私がこの家に住んでから、猫は毎日来るようになりました。彼女はいつもすり寄ってきて、食べ物を要求してきました」とキャメロンさんが言いました。
しかし、それからしばらくすると猫はパッタリと姿を見せなくなりました。この時すでにすっかり猫のとりこになっていたキャメロンさんは、その日以来、猫が戻ってくるのを待ち続けました。
そして1ヶ月後、ついに猫が姿を現しましたが、今回はひとりだけではありませんでした。「彼女が小さな子猫を連れて来たため、私はとても驚きました。私は彼女が妊娠していることに全く気づいていませんでした。」
どうやら猫はキャメロンさんの家が、子育てをするために一番安全な場所だと感じたようです。
キャメロンさんは今までに猫を飼ったことがありませんでしたが、書籍やネットで情報を集めながら猫の親子の世話を始めました。
キャメロンさんは家の中に親子を迎えたかったのですが、このアパートでは猫を飼うことが禁止されていたため、家の外で親子を世話することにしました。
母猫が連れてきた幼い子猫は、母猫を小さくしたような姿をしていました。その姿がとっても愛らしくて、いつもキャメロンさんの心は温かくなりました。
しばらくすると母猫が子猫から少しずつ距離を置き始めました。その様子に最初は驚いたキャメロンさんでしたが、すぐに子猫が独り立ちする準備が整ったのだと理解しました。
「私は友人に子猫を紹介しました。友人の家は私の家から近かったため、母猫が子猫に会いたくなったら、すぐに会いに行けるだろうと思いました。」
そして、あっという間に子猫の旅立つ日がやって来ました。キャメロンさんは名残惜しそうに子猫と遊んでから、友人の家に子猫を連れて行きました。
子猫はすぐに新しい環境に慣れて、新しい里親さんに心を開いたそうです。
「あの子は私にとって太陽のような存在でした。あまり会えなくなるのは寂しいですが、あの子に家を見つけてあげることができて本当に嬉しく思っています。」
キャメロンさんは子猫が旅立った後も母猫の世話を続けています。キャメロンさんは現在、母猫の避妊の準備も進めているそうです。
「私は毎日、彼女にご飯を用意しています。そして先日、彼女が眠るための小さな家を建てました」とキャメロンさんが話してくれました。
こうして子育てする場所を探していた母猫は、キャメロンさんのおかげで安全に子育てをすることができました。すっかり仲良くなったキャメロンさんと母猫は、これから先も一緒の時間を過ごしていくことでしょう(*´ω｀*)
出典：Cameron／lovemeow
This post was published on 2024/12/20