訪問者が来るたびに、ケージの隙間から手を伸ばす保護猫。自分を家に連れて行ってくれることを願って行動し続ける

ある日、ニューヨーク州の北部で『ドワイト』という名前の猫が、数匹の猫達と共に前の飼い主に置き去りにされて、地元の保護施設に運ばれてきました。ドワイトは突然の環境の変化に戸惑って、どうして自分がひとりでケージの中にいるのかを理解することができませんでした。ドワイトが求めていたのは、一緒に過ごせる仲間と愛情だけでした。

そんなドワイトが暮らし始めた保護施設で定期的にボランティアをしているリサ・チェックさんと夫は、すぐにドワイトに愛着を持ちました。

出典:lisacech

夫婦がドワイトの元を訪ねるたびに、ドワイトはケージの柵の隙間から前足を伸ばして触れ合おうとしました。その仕草はとても愛らしいものでしたが、同時に胸が張り裂けるような気持ちになりました。ドワイトがたくさんの愛情を求めているのは明らかでした。

「ドワイトは私がいつも近くにいることを知っていて、私の声を聞くとすぐに前足を伸ばしてきます。彼は私が近づいてくるまで辛抱強く待って、喉を鳴らしながら私の手を握ってきます」とリサさんが言いました。

ドワイトはケージの前を通る全ての人に同じような仕草をして、少しでも愛情を感じようとしていました。ドワイトはとても優しい性格の持ち主で、全ての出会いに喜びを感じていました。

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「ドワイトは抱きしめられるのが大好きです。」

ドワイトは愛情深い性格にもかかわらず、保護施設で61日間過ごしてもまだ生涯の家が見つからず、リサさんはどうして誰もドワイトを迎え入れようとしないのかを不思議に思っていました。

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「ドワイトは私がこれまでに出会った中で一番愛情深く、彼が望んでいることは家族に愛情を注ぐことだけです。」

ドワイトは人間に対して友好的であるだけでなく、他の猫とも仲良くできるため、多くの家庭にとって理想的な猫でした。「私はドワイトに完璧な家が見つかることを確信しています」とリサさんが話してくれました。

リサさんがドワイトの様子をTikTokで共有すると、多くの人がドワイトに興味を持って、保護施設にいくつもの問い合わせの連絡が入ってきました。きっとこれまでずっと家族を待ち続けていたドワイトの夢は、もうすぐ最高の形で実現することでしょう。

This post was published on 2024/10/19