ペットを飼っている人にとって、ペットが行方不明になることは非常に辛い出来事です。毎日希望を持ちながら休みなく探し続け、時間が経つにつれて、もう二度と会えないのではないかという恐怖を拭うことが難しくなっていきます。
しかし、人生は時に非常に奇跡的な出来事で私達を驚かせてくれることがあります。それは愛猫が行方不明になって随分と経ち、もう発見の知らせを聞くことはないだろうと思っていた家族の場合もそうでした。
2年前、テキサスに住む家族の家から愛猫の『ショト』が突然姿を消して、家族は深い悲しみに暮れました。家族はショトを見つけるためにあらゆる手を尽くしましたが、結局ショトを発見することはできませんでした。さらに悪いことにショトは1月の極寒の時期に姿を消したため、家族はショトの命をとても心配をしていました。
しかし、それから2年後に驚くべきことが起こりました。
その日、心優しい人が痩せ細った野良猫を見つけて、マサチューセッツ州の保護施設『デーキン動物愛護協会』に連れていきました。そして保護施設のスタッフ達がマイクロチップをスキャンしたところ、猫が野良猫ではなく、2年前に行方不明になったショトだと分かったのです!
信じられないことにショトは、行方不明になった家から3,200km以上も離れた場所で発見されました!
そしてショトの飼い主のカーラさんは、衝撃的な電話を受け取りました。カーラさんは最初、マサチューセッツ州の電話番号から電話がかかってきたため、テレマーケティング業者からだろうと思って電話に出るか迷いましたが、念のため電話に出てみると信じられない知らせが飛び込んできたのです!
カーラさんはすぐにショトに会うための計画を立て始めました。「カーラさんはショトを迎えるために、テキサスから片道26時間かけて私達の施設に車で向かう計画を立てました!」と保護施設のスタッフがSNSに書きました。
そしてついにショトとカーラさんは、2年ぶりの再会を果たすことができたのです!
ショトがこの2年間何をしていたのか、どうやってマサチューセッツに辿り着いたのかは誰にも分かりませんが、保護施設のスタッフ達は「その冒険は永遠にショトだけの秘密です」と冗談まじりに言いました。
この心温まる物語はSNS上でも多くの人達の心を打ちました。そして、ある人は「ショトが幸せになって本当に良かった! これは本当に感動的な再会だ。もし私だったら大泣きしていただろう!」とコメントし、またある人は「何て素敵なハッピーエンドなんだろう」とコメントしました。
他にもショトが行方不明になっている間にどのような生活を送っていたのか、どうやって州をまたいでこれほど遠くまで移動できたのかを不思議に思う人もたくさんいました。そして、ある人は「猫が自分の話を語れたらいいのに!」とコメントし、また別の人は「何が起こったのか知りたいけど、その謎の部分が私の心を惹きつけます」とコメントしました。
ショトの冒険の全容は永遠に分からないかもしれませんが、一つだけ確かなことは、ショトが無事に元の場所に戻ったということです。ショトが長い時を経て家族と再会できたことは本当に素晴らしく、奇跡的な帰宅を果たしたショトは、この先ずっと安全な家の中で穏やかな毎日を送っていくことでしょう。
出典:DakinHumaneSociety/iheartcats
This post was published on 2024/10/07