ある日、ミーガンさんが買い物のために外出していると、砂利道で丸くなっている3匹の子猫の姿を発見しました。ミーガンさんが子猫達をよく見ると、真ん中の白猫が小刻みに震えていて、2匹のキジトラ猫が白猫のことを守っていました。
子猫達を見つけたミーガンさんは、保護施設『ナポリ・キャット・アライアンス』の代表をしていました。ミーガンさんはすぐに弱っている子猫達を保護すると、保護施設に連れて行って看護を始めました。
保護された白猫は頭が少し傾いていましたが、幸いなことに食欲は旺盛でした。まだ歩き始めたばかりのようで、移動する時はヨロヨロしながら何とか歩いていました。
ミーガンさんは2匹のキジトラ猫に『プラリネ』と『ピスタチオ』、そして妹の白猫に『ココナッツ』と名付けました。子猫達はまだとても幼く、2〜3時間おきにミルクを飲ませる必要がありました。
ミーガンさんは子猫達と母猫を再会させようと、子猫達を発見した場所に捕獲器を設置しました。ミーガンさんはその場所で母猫の姿を何度も目撃していたため、母猫を捕まえるまで保護活動を続けることを心に決めていました。
そんな中、子猫達の母親代わりになってくれたのが、ミーガンさんの家で暮らしている先住犬の『ビッシー』でした。ビッシーは子猫達のことがとても気に入ったようで、たくさんの愛情を注ぎ始めました。
ビッシーの助けも借りながらココナッツは成長を続け、徐々に力強くなっていきました。そのおかげでココナッツの傾いていた頭は、日に日に真っ直ぐに保つことができるようになっていったのです。
安全な環境の中で随分と元気を取り戻したココナッツですが、今でも兄猫達にしっかりと守られています。その優しい姿はミーガンさんの心をいつも温めてくれているそうです。
その後、ずっと諦めずに保護活動を続けていたミーガンさんは、ついに母猫を保護することに成功しました! そして『バニラビーン』と名付けられた母猫は、無事に子猫達との再会を果たすことができたのです。
こちらはバニラビーンに寄り添うココナッツの姿です。
ミーガンさんの看護のおかげで完全に身体が回復したココナッツは、好奇心溢れる元気いっぱいの子猫へと生まれ変わりました。そして十分に成長した3匹の子猫達は、同じ里親さんの元へと旅立っていったそうです。
こうして衰弱していたココナッツは兄猫達のおかげで命をつなぎ、ミーガンさんの看護で元気を取り戻すことができました。子猫達はこれからもお互いに愛情を注ぎ合いながら、いつまでも幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
出典:Naples Cat Alliance/lovemeow
This post was published on 2024/09/23