ある日、保護施設『シャトンズ・オルフランズ・モントリオール』に街中で見つかった迷子の子猫についての連絡が入りました。
「連絡をくれた家族はその日、小さな鳴き声に気づいて調査に向かいました。そして、迷子の子猫の姿を見つけました。子猫はとても痩せ細っていて、全身にノミがついていました」と保護施設のセリーヌ・クロムさんが言いました。
子猫は家族の姿を見ると少しだけ近づいてきましたが、すぐに物陰へと隠れてしまいました。家族は子猫の信頼を得るために、急いで食べ物を持ってきました。子猫はとても空腹だったため、すぐに物陰から姿を現して、食べ物の上に覆い被さりました。
「子猫は体重が僅か350gで、まさに骨と皮だけでした。彼はおそらく長い間何も食べていなかったのでしょう。彼は優しい家族に出会えてとても幸運でした。」
その日の夜、子猫は十分にお腹を満たして、快適な家の中で眠りにつきました。
次の週、子猫は保護施設に運び込まれて、そこで適切な治療を受けると養育主さんの家で暮らし始めました。
「私達は子猫に『アーロ』と名付けました。彼はとても痩せ細っていましたが、生きたいという強い意志があり、毎日たくさんのご飯を食べています。」
食欲旺盛なアーロは決して食べ物を無駄にすることはありません。また食事と遊びの時間以外はずっと寝て過ごしていて、時々養育主さんのポケットの中で眠ることもあるそうです。
「アーロはすぐに新しい環境に順応しました。彼は人間も猫も大好きです。」
保護からわすか2週間で、アーロは個性を開花させました。
「アーロはいつも他の子猫がやっていることをコピーしています。彼は既に高い場所への登り方を会得していて、ひとりでキャットツリーに登ることもできます。」
「アーロはドアが閉まっている部屋が好きではなく、家のあちこちで養育主さんの後を追いかけています。どうやら彼は家の中の全てのことを知りたがっているようです」とセリーヌさんが話してくれました。
アーロは冒険好きで、まだ身体が小さいにもかかわらず、上手に階段を登ることもできます。アーロは新しい生活が楽しくて、毎日を元気いっぱいに過ごしているのです。
こうして少し前までは路上で暮らしていたアーロは、優しい人達との触れ合いで大きく変わることができました。
アーロは家の中の暮らしにとても満足していて、自分の新しい人生を心から楽しんでいるのです(*´ω`*)
出典:Rescuechatonsmontreal/lovemeow
This post was published on 2024/09/28