ある日、野良猫の『プリティーボーイ』が保護施設に運ばれてきて、地元の農家に引き取られました。プリティーボーイはすぐに農場を支配して、まるで農場主のように振る舞うようになりました♪
プリティーボーイは農場で暮らし始めてすぐに、妊娠中のヤギの『コッパー』と深い絆を結びました。そして、コッパーが出産の時を迎えると、プリティーボーイがお腹をマッサージして、不安を和らげてあげたのです。
「私達の農場にはコッパーの他にも妊娠中のヤギが数頭いました。でもプリティーボーイはコッパー以外のヤギと深く接することはありませんでした。彼は常にコッパーのそばで丸くなって、身体を擦りつけて、いつも近くで見守っていました」と飼い主のカートさんが言いました。
プリティーボーイはコッパーが出産している間中ずっとお腹をマッサージし続けていました。その姿はまるで、ベテランの助産師さんのようだったそうです。
そして、プリティーボーイは無事に出産を終えたコッパーに優しく寄り添って、いたわるように抱きしめたのです。
プリティーボーイは産まれてきた3匹の子ヤギ達を温かく迎え入れて、自らベビーシッターの役割を引き受けました。
その日以来、プリティーボーイはコッパー親子といつも一緒にいるようになりました。その姿はまるでコッパー親子の一員のようです♪
プリティーボーイはいつも高いところに登って、子ヤギ達に異常がないかを確認しています。
そんなプリティーボーイのベビーシッターぶりに、コッパーお母さんも大満足のようです♪
また、大人のヤギ達が出かけている間、プリティーボーイは農場にいる全ての子ヤギ達の世話を引き受けます。プリティーボーイは常に周りに気を配りながら、子ヤギ達に危険がないかを確認しているそうです。
プリティーボーイはすっかり子ヤギ達の保護者のような存在になりました。
プリティーボーイは農場に来て以来、昼も夜もヤギ達を見守り続けてきました。農場の中で1匹だけ種族の違うプリティーボーイですが、まるでヤギ達の家族のように、たっぷりと愛情を注ぎ続けているのです。
こうしてずっと野良猫として生きてきたプリティーボーイは、自分にピッタリの家に辿り着くことができました。これからもプリティーボーイは大好きなヤギ達と一緒に、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう♪
出典:Pretty Boy Copper/lovemeow
This post was published on 2024/07/21