保護されてすぐに人間の気を引こうとし始めた猫。みんなの心を次々ととりこにして、路上で過ごした月日を埋め合わせる

猫の『トム・ジョーンズ』は生まれた時から路上で暮らし、自然の猛威と戦いながら必死に命をつないできました。

そんなトムは優しい人達に過酷な自然環境の中から助け出されて、ようやく安全な場所で心ゆくまでご飯が食べられるようになり、明日のことを心配せずにぐっすりと眠れる生活が送れるようになりました。

トムが室内生活に慣れるまでにはそれほど時間はかかりませんでした。トムは家の中が安全だと分かると目を輝かせて、人間の注目を集めようとし始めました。

出典:thestraycatclub

野外で生き残るために必死に戦わなければならなかったにもかかわらず、トムはすぐに人間との生活に馴染んで、愛くるしい鳴き声と愛情たっぷりの頭突きで、会う人全てに挨拶をするようになりました。トムは生涯の家と家族を必要としていて、保護施設『ザ・ストレイ・キャット・クラブ』の養育ボランティアの家で一時的に過ごすことになりました。

「この特別な男の子は少し前までは野良猫として荒れた生活を送っていましたが、とっても愛情深く、おおらかで、遊ぶことが大好きです」と保護施設のスタッフが言いました。

トムは養育主さんの家に到着してすぐに、養育主さんの後をどこまでも追いかけるようになりました。トムはいつでも撫でられたり、愛情を受け取る準備ができていました。

トムはあらゆる年代の人達のことを愛し、床の上で無防備な姿を披露して、前足を伸ばしながら人間の隣に滑り込むのが好きでした。

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トムはそのとっても甘い性格で、出会った全ての人達の心を奪い、全ての猫達の心をとりこにしました。養育主さんはトムが自分の子供達に優しく接し、喉をゴロゴロと鳴らしながら寄り添っている姿を一日に何度も目にしました。

「トムは本当にあらゆる面で素晴らしい猫で、撫でられたり抱きしめられたりするのが大好きです。のんびりとしていて愛嬌のある彼は、出会った全ての人達や動物達と友達になりたそうにしています。」

またトムはダンボール箱をオモチャに変えて、柔らかい毛布や敷物に足が触れた瞬間にこね始めるそうです。

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保護されてから数週間後、トムの優しい性格に夢中になった家族が、トムに会いにやって来ました。

トムは生涯の家と家族を必要としていて、会いに来てくれた人達が自分にピッタリだと感じました。そしてトムは新しい家に引っ越して、『レオ』に名前を変えました。レオはすぐに家の中の王様になって、家族から注がれる全ての愛情を吸収し始めました。

「レオは完全に甘やかされながら暮らしています。」

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「レオは現在、たくさんの愛情に包まれながら自分の個性を輝かせています。彼はいつも飼い主さんの身体の上で眠ったり、幸せそうに膝の上でゴロゴロと喉を鳴らしたりしています。」

レオは新しい家を完全に自分のものにしていて、家族のことを楽しそうに追いかけています。またレオは話しかけることで自分の存在を家族に知らせて、寄り添うことを要求して、家族が決してひとりにならないようにしているのです。

「家族はみんな愛らしいレオに夢中です。彼は生涯の家で最高の生活を送っていて、一日中幸せを感じています」と保護施設のスタッフが嬉しそうに話してくれました。

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こうして路上から救い出されたレオは、保護されてすぐに人間の気を引こうとし始めました。レオはまるで路上で過ごした月日を埋め合わせようとしているかのように、たくさんの愛情を吸収しながら幸せいっぱいの毎日を送っているのです。
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This post was published on 2024/07/29