猫の兄弟の『ベア』と『ブー』はとっても仲良しで、生まれた時からずっとお互いのことを愛していました。ふたりは一緒に遊ぶことが大好きで、お互いがいない生活を想像することはできませんでした。しかし、悲しいことにブーは息を引き取りました。
ふたりの飼い主のタリア・ライクロフトさんは、ベアがブーの死を理解しているのか分かりませんでした。タリアさん自身もブーを失ったことで心が張り裂けそうになっている中、ベアが上手く対処できているかを毎日確認していました。
タリアさんは亡くなったブーを裏庭に埋葬しました。すると数日後、タリアさんはベアが最も愛情深く、最も悲痛なことをしている姿を目撃しました。
ベアはブーのお墓の上で過ごすことを決めて、そこから立ち去ろうとはしませんでした。ベアはその場所で何度も転がり始め、その姿はブーと一緒に遊んでいるように見えました。ベアはブーに何が起こったのかを完全に理解していなかったかもしれませんが、ブーが確かに庭にいることを知っていたのです。
「それはとても悲しい光景でした」とタリアさんが言いました。
翌日、タリアさんは再びベアがブーのお墓にいる姿を目撃しましたが、今度はお墓を掘り返そうとしているように見えました。
タリアさんはそんなベアの姿を見て、何をすべきか分かりませんでした。
ベアは明らかにこれまでとは違う行動をとっていますが、この行動がいつまで続くかは誰にも分かりません。きっとベアはこれからも庭にいるブーに会いに来て、以前のように一緒の時間を過ごすことでしょう。
This post was published on 2024/07/06