アメリカ・ペンシルベニア州の動物保護区に『ウェスリー』という名前の猫が住んでいます。ウェスリーはこの保護区に住んでいる全ての動物と友達で、助けを求めている動物がいるとすぐに駆けつけてくるのです。
ウェスリーは生まれてすぐに母猫とはぐていたところを保護され、この保護区にやってきました。それから2年、今ではすっかりこの場所が好きになり、友達もたくさんできました。保護区にいる約100匹の猫の中では一番友達が多い猫です。
保護区で暮らす多くの猫は、他の動物の背中に乗ることはないそうですが、ウェスリーは他の動物とすぐに友達になり、毎日、豚や羊や牛の背中に乗っています。また、ニワトリとも仲良しで、よくいっしょに遊んでいるそうです。
ウェスリーは保護区に住む全ての動物が大好きで、誰かが助けを必要としている時は、寂しくないようにとずっと傍に寄り添い続けます。
一番の大親友だった牛の『ペニー』が先月亡くなった時は、ウェスリーは息を引き取るまで背中から離れようとせず、ずっと看病し続けました。
ペニーはとても優しい牛で、いつも背中に乗せてもらっていました。とても大きいペニーの背中は、ウェスリーの一番のお気に入りでした。しかし、もうその背中に乗ることはできません。
ペニーが亡くなり、しばらく元気がなかったウェスリーですが、保護区の動物達のおかけで少しずつ元気を取り戻してきたようです。
みんなのことが大好きなウェスリーは、みんなからも愛されています。元気になってきたウェスリーは再び動物達にハグし、愛情いっぱいに喉を鳴らすようになったそうです。
これから保護区にいる限り、大好きな動物達との「別れ」は必ず訪れます。それでも、ウェスリーはここが大好きで、たくさんの友達と過ごせることが最高に幸せなのです。
出典:facebook.com
This post was published on 2016/02/21