空腹と寒さに耐えながら必死に命を繋いでいた子猫。保護先で人間の優しさに安心すると、幸せいっぱいに喉を鳴らし続ける

先月末、小さな子猫が独りぼっちでいるところを発見されて、地元の保護施設『ホームワード・バウンド・キャット』に運ばれてきました。子猫は生後7〜8週でしたが、体重は僅か450gほどしかありませんでした。

子猫は唇を負傷していて、全身がひどく汚れていました。「私達は子猫が命をつなぐために、ゴミ箱を漁っていたのではないかと考えています。それは彼女の口の怪我の説明にもなります。彼女の身体を綺麗にするためには、お風呂で長い時間しっかりと洗う必要がありました」と保護施設のスタッフが言いました。

「子猫は養育ボランティアのエレン・リヒターさんの家に行って、暖かい毛布で包まれました。子猫は安全で快適な家の中で、愛情と優しさを感じながら最初の夜を過ごしました。」

出典:foster_kitten_tails

厳しい人生のスタートだったにもかかわらず、子猫は驚くほど人懐っこくて愛情深く、エレンさんが2度目に子猫を見た瞬間にゴロゴロと喉を鳴らし始めました。子猫は頭の上に屋根があり、暖かいベッドがある空間に安心して、たくさんのご飯に満足していました。

さらにエレンさんが子猫を膝に乗せて毛布で包み込むたびに、子猫は可愛い声で話しかけてきました。エレンさんはそんな愛らしい子猫に『カーメラ・シュークリーム』と名付けました。

カーメラは小さ過ぎてエレンさんの膝に飛び乗ることができませんでしたが、膝の上に行くためのペット用の階段の使い方をすぐに理解しました。カーメラはいつもエレンさんに抱きしめてもらうために膝の上に登って、ゴロゴロと喉を鳴らし始めるそうです。

エレンさんはカーメラの汚れを全て取り除いて、絡まっていた毛を全てとかしました。そのおかげでカーメラはフワフワの雲のような姿を取り戻すことができたのです。

全身が綺麗になったカーメラは、その旺盛な食欲でたくさんのご飯を食べて、着実に体重を増やしていきました。またそれと同時に個性も輝かせていきました。

エレンさんが部屋に入るたびに、カーメラはすぐにベッドから飛び起きて、ペット用の階段を降りてエレンさんのところに一直線に向かってきました。そしてエレンさんの膝や肩の上で幸せそうに丸くなって、喉を鳴らし始めました。

またカーメラは肩の上から周囲を見渡して、身の回りで起こっている全てのことを知ろうとしていました。

カーメラはオモチャや新しい場所に興味を持つようになり、好奇心の赴くままに遊んだり探索したりするようになりました。そんなカーメラにご飯を食べさせると、エネルギーを急上昇させながら夢中になって飛び跳ねているそうです。

そして保護から2週間でカーメラは大きな進歩を遂げました。カーメラの全身の毛は柔らかくなって輝きを取り戻し、お気に入りのご飯を見つけたことでさらに食欲が増しました。また好奇心旺盛なカーメラは、その冒険好きの性格を存分に発揮しているそうです。

カーメラは無邪気に飛びついたり、愛らしいゴロゴロ音を鳴らしたり、コロコロ変わる行動でエレンさんのことを毎日楽しませています。少し前までは路地裏で必死に生きていたカーメラでしたが、今は新しい人生を心から楽しんでいて、いつもたくさんの愛情で満たされているのです。

これからもカーメラは安全な家の中で、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
出典:foster_kitten_tailslovemeow

This post was published on 2024/02/14