ある日、前足に大怪我を負った子猫の『ビビー』が野外で発見されて、地元の保護施設『セイラム・フレンズ・オブ・フィーラインズ』に運ばれてきました。
ビビーは生後約2ヶ月で前足を手術で失いましたが、いつも元気いっぱいに過ごしていました。またビビーはとても甘えん坊な子猫で、常にたくさんの愛情を求めていました。
そんな中、保護施設のスタッフのケイラさんがビビーに心を動かされ、完全に恋に落ちました。
「私が月曜日に施設に行くと、ビビーがそこにいました。その日の彼は一日中、ほとんど私の膝の上で眠っていました」とケイラさんが言いました。
ケイラさんはビビーの容姿を見て、愛猫の『ミスター・ビーズリー』にとてもよく似ていると思いました。「私はビビーを家族に迎えことを決めて、火曜日に自宅に連れて帰りました。彼はそのことをとても嬉しく思っているようでした。」
ケイラさんの家で暮らしているビーズリーは小脳低形成症を患っていて、動こうとすると身体がグラグラと揺れますが、それがビーズリーの行動を遅くすることはありませんでした。そんなビーズリーの住んでいる家にビビーがやって来ると、ビーズリーはすぐにビビーに会いたがりました。
「ビビーとビーズリーはその日の夜にドア越しに初めて接触しました。」
ビーズリーは家の中に別の猫がいることが嬉しくて、何度もビビーのいる部屋のドアに飛びかかったりしました。そんなビーズリーの行動にビビーはとても興味をそそられたようで、ドアの下の隙間から何度も手を出しました。
「ふたりは威嚇や唸り声を上げたりせず、すぐにドア越しに遊び始めました。」
それから数日が経ち、ふたりがお互いの匂いに慣れたと感じたケイラさんは、いよいよふたりを対面させてみることにしました。
そしてついにふたりを会わせてみると、ビビーとビーズリーはお互いの鼻の匂いを嗅ぎ合って、お互いに毛づくろいを始めました。
「その日からビーズリーはビビーと一緒に遊ぶのが大好きです。時々ビーズリーは興奮し過ぎて、ビビーを休ませることを忘れる時があります。」
ふたりは家の中を駆け回って、動くものを追いかけることが大好きです。ふたりはお互いの遊ぶ様子を眺めたり、オモチャを交代で使ったりしています。
ビビーは毎日ビーズリーと一緒に楽しそうに遊んでいます。そして遊び疲れるとビビーはケイラさんの膝の上に乗って、寄り添いながら昼寝を始めるそうです。
「私はビーズリーがビビーのことをじっと見つめながら、嬉しそうに喉をゴロゴロと鳴らす様子が大好きです。それは本当に愛らしく、一瞬で私の心を溶かします」とケイラさんが話してくれました。
ふたりは別々の母親から生まれましたが、今ではすっかり兄弟のような存在になりました。ふたりは容姿が似ているだけでなく、お互いのことを完全に補完し合っているのです。
今のビーズリーには一緒にプロレスごっこをしたり、一緒に家の中を動き回ったり、一緒にテレビを見たりする兄弟がいます。これからもふたりはお互いに愛情を注ぎ合いながら、いつまでも幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:bibby_the_kitty/lovemeow
This post was published on 2023/10/11