ある日、カナダのケベック州に住む家族が、裏の森から現れた野良猫の姿を発見しました。すぐにご飯の世話を始めた家族は、猫が妊娠していることに気づきました。
それからしばらくすると猫は突然姿を消しました。しかし3週間ほどが経った頃、1匹の子猫を連れて再び庭に戻ってきたのです。
子猫はこれまで人間と接したことがなかったようで、とても緊張していました。そのため家族は毎日子猫との距離を少しずつ縮めていって、1週間ほどで子猫の隣まで行くことができるようになりました。
その後、猫の親子を保護しようと考えた家族でしたが、母猫は外での暮らしを望んでいるようで、完全に気を許すことはありませんでした。しかし、子猫の方は徐々に家族に溶け込んでいきました。
それから数日が経つ頃には、子猫は食事をしている最中に身体を触らせてくれるようになりました。それはまさに家族が待ち望んでいた瞬間でした。
それからしばらくすると子猫は玄関ドアを引っ掻いてご飯をおねだりしてくるようになりましたが、決して家の中に入ることはありませんでした。
しかしある日のこと、子猫の行動に大きな変化がありました。その日は前日からの冷え込みで、外で暮らす猫達は寒い朝を迎えていました。そんな中、家族がいつものようにドアを開けると、子猫がスッと家の中に入ってきたのです!
その日から家の中で過ごし始めた子猫は、日に日に家族と接する時間が長くなっていきました。そしてすっかり家族のことを信頼するようになったのです。
家猫生活を始めた子猫はすぐに先住猫達とも仲良くなって、いつも嬉しそうに後を追いかけるようになったそうです。
こうして母猫と一緒に庭に現れた子猫は、自らの意思で家の中へと入ってきました。子猫は人間の愛情を受け入れ、一緒に生きていくことを決めたのです。子猫はもう家の外で寒さや暑さに耐える必要はありません。これからは安全な家の中で家族や先住猫達に囲まれながら、いつまでも幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:stryker81/lovemeow
This post was published on 2023/10/11