ある日、車で自宅に向かっていたダーナ・ローランスさんと夫は、車の前を駆け抜けていく1匹の子猫の姿を見つけました。そこはとても車通りの多い道路だったため、夫婦はすぐに車を止めて、子猫の救出に向かいました。
ダーナさんは坂の上から、そして夫は坂の下から子猫がいる草むらに近づいていきました。「私達は子猫を呼びながら茂みに向かっていきました。茂みの草はとても背が高く、地面まで確認することが難しい状態でした」とダーナさんが言いました。
「私が夫の位置を確認していると、夫の方に向かって何かが飛び跳ねていくのを見ました。そしてそれはニャーニャーと鳴き始めました。」
夫婦は子猫を救い上げると、車の中へと連れて行きました。「捕まえた時は少し暴れていた子猫でしたが、車の中に入れるとすぐに大人しくなりました。子猫はとても安心したようで、幸せそうに喉を鳴らし始めました。」
子猫はとても痩せ細っていて、全身がノミに覆われていました。夫婦は子猫をお風呂に入れると、全身を綺麗に洗い流しました。
その後、夫婦は子猫に『バスター』と名付けました。バスターはとてもお腹が空いていたようで、夫婦が用意したご飯を物凄い勢いで食べ始めました。
「バスターを連れ帰った日の夜、私達は彼を3回お風呂に入れる必要がありました。彼は食べ物でお腹をいっぱいにした後、ベッドで眠りに落ちていきました。それ以来、彼はいつも私達の後を追うようになりました。」
バスターはいつも夫婦の腕の中で丸くなって、幸せそうに眠りにつくそうです。
「バスターはまだ少し野性的な部分が残っていますが、私達と遊ぶのが大好きです。特に夫とのかくれんぼ遊びが好きなようで、いつも楽しそうに色々な場所に隠れています。」
また夫婦が外出から帰ってくると、いつも玄関のところで出迎えてくれるそうです♪
「バスターは時々、真夜中に布団に登ってきて、私達の顔を舐め始めます。そして、ゴロゴロと喉を鳴らしながら眠りにつきます。彼はとってもイタズラ好きの愛らしい子猫です。」
どうやらバスターは完全にこの家の王様になったようです♪
そして保護から1年後、バスターはすっかり大人の猫へと成長しました。身体が大きくなったバスターですが、甘えん坊な性格はそのままで、いつも夫婦と一緒に幸せな時間を過ごしているそうです♪
こうして車の前に走り込んできたバスターは、優しい夫婦のおかげでこんなに大きく成長することができました。あの日、夫婦があの場所にいなかったら、バスターは今頃どうなっていたことでしょう。
どうやらバスターは助けてくれた夫婦に、その愛らしい姿でたくさんの恩返しをしているようです(*´ω｀*)
出典：Dana Lorance／lovemeow
This post was published on 2023/09/14