ある日、トレーラーハウスの外で母猫と4匹の子猫達が見つかりました。猫の親子は屋根の上に置かれていたパイプの中で暮らしているようでした。親子を見つけた動物病院のスタッフのクリッシーさんは、家の住人を訪ねて、親子を捕獲器で保護したいと伝えました。
住人の同意を得たクリッシーさんは、さっそく家の近くに捕獲器を設置しました、すると5分後に母猫が屋根から降りてきて、捕獲器の中へと入ってきました。クリッシーさんは屋根の上にも別の捕獲器を設置して、全ての子猫を保護する準備を整えました。
「私は子猫達を1匹ずつ捕まえるために、屋根の上に捕獲器を設置しました」とクリッシーさんが言いました。
それから数時間後、クリッシーさんは無事に全ての子猫を保護することに成功しました。
一方、子猫達よりも先に保護されていた母猫は、動物病院で獣医さんの診察を受けていました。そして、お腹の中に何かの液体が溜まっていることが分かったのです。「私達は母猫が子宮膿腫か子宮粘液症を患っている可能性があることを知りました。私達は手術が必要かを確認するために、母猫を入院させて容態を観察をすることにしました。」
母猫が入院している間、クリッシーさんは子猫達を自宅で養育することにしました。クリッシーさんはさっそく家にやって来た子猫達にたくさんの愛情を注いで、人間生活に順応させようとしました。
それから1週間の間、クリッシーさんがほとんど眠らずに世話を続けると、子猫達は次第に心を許し始めました。子猫達はまだ少し臆病になる時もありますが、抱きしめられると喉を鳴らすようになったのです。
クリッシーさんは新しい環境に慣れてきた子猫達に、先住猫の『レオ』を紹介しました。するとレオはすぐに子猫達のことが好きになり、さっそく鼻でキスをして嬉しそうに喉を鳴らし始めました。
「レオは生後7ヶ月半の猫です。どうやら子猫達はレオのことをお母さんのように思っているようです。」
「私達が子猫達を人に慣れさせるために膝の上であやしていると、レオも膝の上に乗ってきて訓練の手伝いをしてくれます。また子猫達がベビーサークルに戻ると、レオも一緒に中に入って遊び始めます。」
「レオは子猫達が他の先住猫を怖がっている姿を見ると、すぐに子猫達の元へと駆けつけます。そして、他の先住猫が怖くないことを子猫達に優しく教えてあげています。」
こちらは一番内気な『ロニー』を抱きしめるレオの姿です。
レオは4匹の子猫達と同じように幼い時に保護された猫でした。レオが4週齢だった時に、クリッシーさんが野良猫のコロニーから救い出したそうです。
「私は当初、レオを里子に出そうと考えていました。でも彼が先住犬や先住猫ととても仲良くなったため、手放すことができなくなりました。」
「子猫達はレオのことが大好きです。子猫達はみんなレオが寄り添ってくると、自然と喉を鳴らし始めます。レオは本当に素敵な猫で、いつも子猫達にたくさんのことを教えています。またレオは子猫達のことをいつも心配していて、子猫達が遠くに行こうとすると愛情いっぱいに引き止めます。」
レオは子猫達の母親が回復するまでの間、子猫達にたくさんの愛情を注ぎながら、子猫達に必要な世話を自ら続けているのです。
レオはまだ子猫ですが、クリッシーさんが連れ帰った子猫や子犬を優しく迎えて、いつも率先して子守りを手伝ってくれているそうです。どうやらレオはクリッシーさんからもらった愛情を、助けが必要な動物達に返し続けているようです(*´ω`*)
出典:orphanpawsproject/lovemeow
This post was published on 2023/08/06