子猫の『タリーランド』は庭の排水管の中で助けを求めて鳴いていたところを発見されました。連絡をもらって現場に駆けつけた動物管理局員のマイケル・スターンさんは、タリーランドの足に異常があることにすぐに気づきました。
生後2ヶ月だったタリーランドは、後ろ足やシッポを動かすことができませんでした。マイケルさんはタリーランドを排水管から慎重に救出し、保護施設『ヒューメイン・レスキュー・アライアンス』へと連れて行きました。
その後、動物病院でレントゲンを撮影すると、排水管に落ちた時に足を麻痺していたことが分かりました。またタリーランドは怪我をしてから3日ほど、排水管の中で動けなくなっていたことも分かりました。
タリーランドは歩くことができなかったため、ひとりでトイレを使うことができませんでした。しかし、タリーランドは再び歩けるようになることを諦めていませんでした。タリーランドは健康診断や治療のたびに喉を鳴らして、スタッフ達に感謝の気持ちを伝えていました。
スタッフ達は全員、タリーランドが再び歩けるようになると信じてしました。そして、タリーランドの足を治すために何でもする決心をしていました。
獣医のメグ・ハミルトンさんが鍼(はり)治療を始めると、約1ヶ月後にはタリーランドの後ろ足とシッポの感覚が戻り始めました。さらに治療の効果を高めるために電気鍼治療も取り入れると、徐々に足が動くようになっていったのです。
そして、タリーランドはついに最初の一歩を踏み出しました!
「タリーランドの足とシッポは徐々に感覚と動きを取り戻してきています。彼女はひとりでトイレも使えるようにもなりました」とスタッフが言いました。
これまで怪我と懸命に戦ってきたタリーランドは、再び自分の足で歩けることにとても幸せを感じているようでした。
こちらが再び歩き始めたタリーランドの姿です!
こうしてタリーランドは他の猫と同じように、自分ひとりの力で生活ができるようになりました。日に日に良くなっていくタリーランドは、これからも部屋の中を自由に走り回ったり飛び跳ねたりしながら、周りの人達を驚かせていくことでしょう(*´ェ`*)
出典:humanerescuealliance/lovemeow
This post was published on 2023/07/06