今から約3ヶ月前のこと、保護施設『セント・フランシス・アニマル・レスキュー』のスタッフをしているアンドレア・クリスチャンさんの元に、緊急の助けを必要としている猫についての連絡が入りました。猫は全身が荒れていて、非常に痩せ細っていました。
「私は地元のディスカウントストアに足を踏み入れた猫についての連絡を受けました。彼女は助けを求めて従業員に話し掛けてきました」とアンドレアさんが言いました。
猫はたくさんの毛が抜け落ちていて、肌の状態も非常に悪い状態でした。
『フィギー』と名付けられた猫が養育ボランティアのサムさんの家にやって来ると、すぐに落ち着き始めました。フィギーはとても社交的な性格で、サムさんに頭を撫でてもらうために、自らサムさんに顔を擦りつけてきました。これまでずっと野外の厳しい環境の中で生きてきたフィギーは、安全な場所に来られたことが嬉しくて、たくさんの愛情を求め始めたのです。
フィギーはノミの蔓延によって、重度の皮膚感染症を患っていました。フィギーは獣医のアンナ・バノンさんの治療を受けて、サムさんの自宅でケアを続けました。
フィギーは頭の上に屋根があり、いつもそばに優しい人がいてくれる環境をとても気に入っていました。フィギーは気を引くために自らサムさんに近づいて、一緒になって遊びました。
フィギーは遊んでいる最中に床の上を転がって、自分がどれだけ幸せを感じているかを全身で伝えてきました。
サムさんはフィギーのために快適な空間を用意して、フィギーが必要としている全てのものを提供しました。フィギーはたくさんのご飯と愛情でお腹も心も満たし、全身の毛が徐々に元に戻っていきました。
さらにフィギーは自然とハグ好きの猫になり、抱きしめてもらいたい時は躊躇することなく猛アピールしてきました。
そしてついにフィギーの身体が完全に回復すると、全身がフワフワの毛で覆われた美しい姿を取り戻したのです。
その後、サムさんの家で3ヶ月間を過ごしたフィギーは、里子に出る準備を整えました。するとすぐにソフィーという名前の女性が、フィギーの前に現れました。
フィギーに会いにやって来たソフィーさんは、オヤツで絆を深めようとしました。するとフィギーはすぐにソフィーさんに夢中になって、ソフィーさんに抱きついたまま離れなくなったのです。
「ふたりは一瞬のうちに結ばれました。」
現在、フィギーは『ルル』に名前を変えて、生涯の家で最高の毎日を送っています。ルルは家族全員に溺愛されていて、毎日たくさん抱きしめられながら、幸せそうに喉を鳴らし続けているそうです。
「ルルは常に愛情を感じていて、いつも心が満たされています。彼女が素敵な家族と出会えたことに、私達は心から喜びを感じています」とアンドレアさんが嬉しそうに話してくれました。
こうしてディスカウントストアに侵入したルルは、優しい人達のおかげで最高の家に辿り着くことができました。これからもルルは全身で愛情を感じながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:turtlecatfoster/lovemeow
This post was published on 2023/04/21