ある日、助けを必要としていた生後5週の3匹の子猫が保護されて、地元の保護団体の元に運ばれてきました。3匹のうちの1匹は非常に身体が小さく、片方の前足がありませんでした。
その後、保護施設『ベビー・キトゥン・レスキュー』の創設者のキャロライン・グレイスさんの元に緊急の連絡が入り、キャロラインさんとスタッフ達がすぐに動き始めました。「私達は連絡を受けるとすぐに子猫達を引き取ることに同意しました」とキャロラインさんが言いました。
「『ローズマリー』『ラベンダー』『バジル』と名付けた子猫達は、脱水症状に陥っていて、とても痩せ細っていて、ノミに覆われていました。」
キャロラインさんと彼女のチームは特に、3本足のローズマリーのことを心配していました。
「ローズマリーは一番痩せ細っていて、5週齢にもかかわらず、2週齢の子猫と同じくらいの体重しかありませんでした。私達は彼女に十分に水分を補給して、看護を続けながら最適な食事の計画を立てました。」
ローズマリーは3本の完全な足と短い前足を持って生まれました。幸いなことにローズマリーは前足に痛みを感じておらず、自分が他の猫と違っているとは思っていないようでした。
「私が初めてローズマリーを迎えに行った時、彼女は兄弟よりも随分と小さく、無気力で、ノミに覆われていることがすぐに分かりました。彼女は最も大変だった時期も喉を鳴らし、たくさんの愛情を望んでいました」とローズマリーの養育主になったミアさんが言いました。
安全で快適な環境の中でローズマリーは体重を増やし始め、徐々に力強くなっていきました。そしてローズマリーは3本足で飛び跳ねて、部屋の中を駆け回り、毎日心ゆくまで遊ぶようになったのです。
「私達はローズマリーが障がいにも負けることなく、今の状態に完全に適応していることに驚きました。彼女はいつも問題なく動き回っています。」
ローズマリーは何か伝えたいことがある時は大きな声で鳴いて、まるでウサギのように飛び跳ねます。
またローズマリーは人間から注目されることが大好きで、初めて会った人ともすぐに仲良くなりました。さらにローズマリーは猫のことも好きで、他の猫達と一緒に過ごせることに喜びを感じていました。
「ローズマリーはずっと抱きしめていたくなるほど甘い子猫で、遊ぶことが大好きです。彼女にはハンデがありますが、それが彼女の行動を止めることはありません。彼女は家の中を元気に走り回り、年上の猫達と夢中になって遊び、疲れると私のそばでくつろぎ始めます。」
「ローズマリーはとっても人懐っこい性格で、私が一日中そばにいることができたら、ずっと甘え続けていることでしょう」とミアさんが話してくれました。
保護された時のローズマリーは非常に小さな子猫でしたが、ミアさん達の力を借りながら飛躍的に成長しました。ローズマリーは人間に抱きしめられるのが大好きで、ハグをされると一瞬のうちに最高に幸せな子猫へと変わるそうです。
ローズマリーは来週生涯の家に引っ越して、ホリデーシーズンを新しい家族の元で迎えます。きっとローズマリーはすぐに新しい環境に落ち着いて、楽しい毎日を送っていくことでしょう。
またローズマリーの兄弟のバジルとラベンダーはお互いに絆を深めていて、この先ずっと同じ家で一緒に暮らしていくことになるそうです(*´ω`*)
出典:thebabykittenrescue/lovemeow
This post was published on 2022/12/04