ある日、保護施設『AWLA』で養育ボランティアをしているペニー・リチャーズさんの元に、養育主さんを必要としている子猫達についての連絡が入りました。「子猫達は地元の保健所から私の家にやって来ました」とペニーさんが言いました。
迎え入れた子猫達にはたくさんのノミがついていたため、ペニーさんは子猫達を2回お風呂に入れて、全てのノミを取り除きました。
子猫達はひとりを除いて白猫だったため、唯一の茶トラの子猫が最初からとても目立っていました。
子猫達はペニーさんの家でたくさんのミルクを飲んで、徐々に体調を回復させていき、再び成長し始めました。
白猫の子猫達はそれぞれ『アーモンド・ブリーズ』『シルク』『エルムハースト』『オートリー』、そして茶トラの子猫は『ショートブレッド』と名付けられました。
ショートブレッドはまるで雲に寄りかかっているかのように、いつも兄弟に囲まれていました。
家に来た最初の日からショートブレッドは家族の注目を集めました。またショートブレッドは兄弟の中で一番のお喋り好きで、ペニーさんが哺乳瓶を持って養育部屋に入ってくると、すぐに大きな声で鳴いて一番最初にミルクを飲み始めました。
「ショートブレッドはミルクを要求することを躊躇しません。彼女は子猫達の中で一番声が大きく、一番の甘えん坊です。」
ペニーさんの24時間体制の世話で、子猫達はすくすくと成長していきました。子猫達はみんな丸いお腹を手に入れて、背中で転がりながらお腹を見せびらかしてきました。
「子猫達はお互いにレスリングをしたり、お気に入りのオモチャに飛びかかることに夢中です。そして遊び疲れると、みんなで一緒に寄り添いながら眠りに落ちていきます。」
「昼寝の時間を迎えると、ショートブレッドが子猫達の真ん中にいることがよくあります。その姿はとっても愛らしく、いつも私の心を温めてくれます。」
子猫達は成長と共に足腰も強くなっていき、養育部屋の中を歩き回って、隅々まで探索するようになりました。
また子猫達は部屋の調査の合間にレスリングをしたり、昼寝をしたりしていて、退屈を感じることはありませんでした。
「子猫達は成長と共に好奇心も旺盛になり、とっても遊び好きになりました。子猫達はスローモーションで格闘して、お互いのことを甘噛みするのが大好きです。」
その後、子猫達が走る方法を学ぶと、部屋中を跳ね回って、追いかけっこをするようになりました。
「シルクは穏やかでのんびりしている女の子ですが、走るスピードは子猫達の中で一番です。オートリーは人間のことが大好きで、いつも私の顔をこねてきます。エルムハーストはとってもハグ好きで、抱っこされるとすぐにとろけ始めます。」
「アーモンド・ブリーズはオールラウンダーで、一番の遊び好きで、兄弟に寄り添うのが大好きです。そしてショートブレッドは愛情と個性に満ち溢れています」とペニーさんが話してくれました。
現在、生後5週になった子猫達は、離乳食の食べ方を学んでいます。ショートブレッドとシルクはすぐに離乳食に飛びついて、残りの子猫達がその後に続いたそうです。
子猫達は飛び跳ねたり、よじ登ったりしながら、様々なスキルを磨いていて、日に日にヤンチャでイタズラ好きの子猫に成長しています。
またショートブレッドは今でも一番のお喋りで、会う人全ての心を溶かし続けているそうです。
こうしてペニーさんの家にやって来た子猫達は、安全な環境の中で新しい人生を歩み始めることができました。子猫達は家の中での生活を心から楽しんでいて、毎日の暮らしにたくさんの愛情を感じながら、幸せいっぱいの時間を過ごしているのです(*´ω`*)
出典:fosterkittenhq/lovemeow
This post was published on 2022/11/18