先月、5匹の子猫達が保護施設『オレゴン・フレンズ・オブ・シェルター・アニマルズ』によって救出されました。
子猫達は厳しい暑さの中で危険にさらされていました。保護施設のスタッフ達は子猫達の窮状を知ると、すぐに子猫達の元へと向かいました。その後、養育ボランティアのアンジェラ・スーさんの家に運ばれた子猫達は、全ての要求に応えてくれるアンジェラさんとの生活に、徐々に気持ちが落ち着いていきました。
「家に来た時の子猫達は全身がノミに覆われていて、非常に困惑していました」とアンジェラさんが言いました。
子猫達はみんな不安を感じていたため、アンジェラさんが撫でようとすると、「シャー!」と強く威嚇してきました。しかし、子猫達がこの場所が安全だということに気づくと、徐々に気持ちが変わっていったのです。
「温かいお風呂と何度かのオヤツの後、子猫達は私のことを受け入れ始めました。そして、撫でられることに幸せを感じると、愛情を求めて鳴くようになり、私の姿を見るとゴロゴロと喉を鳴らすようになりました。」
子猫達が一斉に自分達の殻から出てくると、部屋の至るところで寄り添い合ったり、幸せそうにハグをしたりするようになりました。また、『フォレスト』『ジェイド』『セージ』『オリーブ』『パイン』と名づけられた子猫達は、遊び疲れると一つの塊になって眠りに落ちていきました。
「子猫達が眠る時はいつもみんなで寄り添い合っています。そのため私が毎朝子猫達の様子を見に行くと、可愛い猫団子を発見します。子猫達は私が来たことに気づくと、ゴロゴロと喉を鳴らし始めます。」
しかし、子猫達はそれからすぐに体調を崩し、動物病院で検査を受けると、全員が猫汎白血球減少症を発症していることが分かりました。子猫達は病気と戦っている間、常にお互いのことを励ますかのように、お互いのそばから離れようとしませんでした。
「子猫達は毎日、抗生物質や吐き気止めの薬を飲み、乳酸菌やビタミンB12などを摂取し、点滴を打ち、症状を軽くするための治療を続けました。」
アンジェラさんが24時間体制で子猫達のケアを続けていると、子猫達の症状が徐々に治っていき、食欲が回復してきて、全身にエネルギーが戻ってきました。そんな子猫達の様子をずっと見てきたアンジェラさんは、子猫達の嬉しい変化にホッと胸を撫で下ろしました。その後も細心の注意を払いながら子猫達のケアを続けると、子猫達はついに病気を完治させることができたのです。
健康な状態に戻った子猫達は部屋中を駆け回ったり、レスリングをしたりしながら、毎日を全力で楽しむようになりました。そしてエネルギーが切れると自然に寄り添い合って、嬉しそうに喉をゴロゴロと鳴らし始めました。
「子猫達はお互いに寄り添うことが好きですが、人間に寄り添うことも大好きです。そのため私が床に座るとすぐに子猫達が膝の上に登ってきて、撫でてもらうために可愛い声で鳴き始めます。」
子猫達の人生の始まりは大変なものでしたが、全ての子猫達が辛い時期を乗り越えて、ここまで来ることができました。子猫達は今、幸せな未来に向かって順調に歩み続けているのです。
「子猫達は来週、新しい里親さんの家に行く予定になっています。私は子猫達が生きるための手助けができたことに心から幸せを感じています」とアンジェラさんが嬉しそうに話してくれました。
こうして保護された子猫達は病気を治し、新しい人生をスタートさせることができました。きっと子猫達は生涯の家に行ってからも、たくさんの愛情に包まれながら幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
出典:fosteringlove.pdx/lovemeow
This post was published on 2022/08/16