4月の上旬、養育ボランティアのナージャさんの元に、お店の前で保護された2匹の子猫についての連絡が入りました。「子猫達は『無料』と書かれたダンボール箱の中に入っていました」とナージャさんが言いました。
子猫達は生後約3週で、全身にノミがついていました。子猫達を受け取ったナージャさんはすぐに世話を始め、子猫達が快適に過ごせる場所を用意しました。
「家に着いた時の子猫達は非常にお腹を空かせていて、大きな声で鳴いていました。でもお腹を満たして安心すると、寄り添いながら眠り始めました。」
通常、保護されたばかりの子猫は哺乳瓶に慣れていないため、ミルクが飲めるようになるまでにはしばらく時間がかかることがあります。「幸いなことに子猫達はふたりとも、2〜3回ほどで哺乳瓶からミルクが飲めるようになりました。」
また子猫達は全身についたノミが綺麗になると、とても嬉しそうな姿を見せてくれました。子猫達は柔らかい毛布をこね始め、ゴロゴロと喉を鳴らすようになったのです。
さらに子猫達は毎回ミルクでお腹をいっぱいに満たすと、清潔で寝心地の良いシーツの上に寝転がって、満足そうに寄り添いながら眠りにつきました。
しかし保護されてから数日後、子猫達はいくつかの健康問題で急激に体力が低下していきました。ナージャさんと家族は24時間体制で看護を行い、再び子猫達を元気な状態に戻すことができました。
「子猫達は食欲を取り戻し、確実に体重を増やしていきました。今のふたりはいつもエネルギーが溢れていて、一緒に楽しい時間を過ごしています。」
子猫達はいつもリラックスしていて、何か必要なものがある時は躊躇することなく話しかけてきます。また子猫達は身体が大きくなるにつれてより活発になり、それぞれの個性が輝き始めました。
あの日、子猫達がどのようにしてお店の前に置かれたのかは誰にも分かりませんが、安全な室内生活を始めた子猫達はもう、この先ずっと野外で厳しい日々を過ごすことはないのです。
今の子猫達は順調に成長していて、ナージャさんの家の猫達とも仲良くなりました。また好奇心が溢れ出した子猫達は、部屋の至るところで可愛いハプニングを引き起こしています。子猫達は常に最高のコンビで、いつもそばで過ごしながら、全てのことを一緒に行っているのです。
「子猫達はいつも自信に満ち溢れています。ふたりはとても社交的で、この家に住む犬とも仲良くなりました。」
あと数週間で子猫達は里子に出る準備を整えます。ナージャさんは子猫達がいつまでも一緒にいられるように、ふたりを一緒に迎えてくれる里親さんを見つけようと考えているそうです。
こうしてお店の外で見つかった子猫達は、安全な家の中で新しい生活を始めることができました。子猫隊はこれからもお互いに愛情を注ぎ合いながら、いつまでも幸せな毎日を送っていくことでしょう。
出典:tiny.paws.fosters/lovemeow
This post was published on 2022/04/27