ある日、保護施設『ARPO』のスタッフのロリ・ホワイトさんが、空き家で見つかった母猫と4匹の子猫達についての連絡を受けました。
その日、空き家の清掃に訪れた女性が、地下室で猫の親子の姿を見つけて驚きました。「母猫は食べ物も水もない場所で、洗濯カゴの中で子猫達を育てていました。親子がどのくらいそこにいたのかは誰にも分かりません」とロリさんが言いました。
女性は親子が安全な場所とケアを必要としていることが分かると、すぐに行動を起こしました。「女性は親子を救い上げると自宅に連れて帰り、母猫にご飯を食べさせて、保護施設に助けを求めました。」
母猫はとても空腹で痩せ細っていましたが、美味しいご飯と綺麗な寝床を手に入れることができてとても喜んでいました。母猫はたくさんのご飯でお腹を満たすと、周辺を一通りチェックしてから子猫達にミルクを飲ませ始めました。
子猫達はみんな健康的で、清潔で、母猫が大切に育てていたことがすぐに分かりました。その後、女性から話を聞いた保護施設のスタッフが、親子を引き取ることを申し出ました。
「女性は私のところに親子を連れてきました。私は彼女が親子を助けるために、多くの時間を割いて行動してくれたことにとても感謝しています。」
母猫はロリさんの家に到着した時からとてもフレンドリーでした。母猫は養育部屋の中を少し探索した後、子猫達にミルクを飲ませ始めました。するとすぐに部屋の中は、子猫達がミルクを吸う音で満たされました。
その後、ロリさんは4匹の子猫が全て茶トラの女の子だと分かって驚きました。ロリさんは母猫に『ゴールディ』、子猫達にそれぞれ『ローズ』『ソフィア』『ドロシー』『ブランシュ』と名づけました。
「茶トラの女の子は珍しく、茶トラの中の2割ほどだと言われています。そのため私は4匹が全員女の子だと分かってとても驚きました!」
ゴールディはマイクロチップを持っておらず、誰もゴールディを自分の猫だという人は現れませんでした。
4匹の子猫達は確実に成長を続けていて、好奇心の赴くままに部屋の至るところで遊び回っています。特にドロシーは子猫達のリーダー的な存在で、姉妹の中で一番最初に人間の膝にも寄り添いました。
一方のゴールディは素晴らしいお母さんで、いつも子猫達の全ての要求に応えていて、たとえ子猫達にもみくちゃにされても決して怒ったりすることはないそうです。
現在、子猫達は約5週齢ですが、まだお母さんのミルクが飲みたいと主張しています。「ゴールディは子猫達を常に清潔な状態に保っていて、全ての子猫達のお腹をいっぱいに満たしています。」
また、ゴールディはいつもロリさんが子育てを手伝ってくれることに感謝していて、一日に何度もロリさんに向かって「ありがとう」の気持ちを伝えているそうです。
こうして地下室から保護された親子は、優しい人達のおかげで新しい人生を歩み始めることができました。親子はこれからもたくさんの愛情を感じながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:dreaming of foster kittens/lovemeow
This post was published on 2022/04/06