路上での厳しい生活に別れを告げた子猫達。保護先で再び一緒になると、最高に幸せそうな姿を見せてくれた (*´ェ`*)

ある日、野良猫のコロニーでTNR活動(野良猫の不妊去勢手術を行い、元の場所に戻す活動)を行なっていた女性が、一緒に彷徨い歩く2匹の子猫達の姿を見つけました。子猫達のことを心配した女性は、その後もTNR活動を続け、雪が降り始める前に子猫達と多くの猫達を保護することに成功しました。

子猫達は獣医さんに診てもらうために、別々のケージに入れられて動物病院へと運ばれました。その後、子猫達の話を聞いた保護施設『マーフィーズ・ロー・アニマル・レスキュー』のサラ・ケリーさんが、子猫達を迎えに行きました。

「子猫達のところに着いた私達が、隣り合っているふたりのケージを見た時、一瞬でふたりの愛らしい姿に恋をしました。『ガス』と名づけられた生後7ヶ月の子猫はとても穏やかで、静かに座りながら喉を鳴らしていました。一方の『スペンサー』と名づけられた生後4ヶ月の子猫は、外に出たがっていて、みんなの注目を集めようとしていました」とサラさんが言いました。

スペンサーは身体を撫でてもらいたくて、サラさんに向かって手を伸ばしながら、愛らしい声で話しかけてきました。ふたりは室内の環境に満足していて、既に路上での生活に別れを告げる準備が出来ていることは明らかでした。

「私達はふたりが隣り合ったケージの中でどのように行動しているかを見て、ふたりを同じキャリーの中に入れることに決めました。そしてそれはすぐに最良の選択だったことが分かりました。」

ふたりが一緒のケージに入ると、年上のガスが愛情いっぱいにスペンサーの毛づくろいを始めました。「スペンサーはガスに寄り添いながら丸くなって、幸せそうに転がり始めました。その後、ふたりは一緒に眠って、家に向かう最中もずっと寄り添い続けていました。」

「ふたりは別々に生まれた子猫達ですが、驚くほど深い絆を共有しています。ふたりは信じられないほど仲が良く、お互いのことを愛しています。」

養育主さんの家に着いたふたりは、すぐに新しい環境に落ち着きました。ふたりは全身を綺麗に洗われて、お腹の虫やノミの治療を受けました。ふたりは興味深そうに家の中の探索を始めて、しばらくすると寄り添いながらお互いのことを毛づくろいし始めたそうです。

ふたりは常にお互いの視界の中にいて、決してひとりで昼寝をすることはありません。

そして今週の初めに動物病院で健康状態を診てもらい、去勢手術を行なったふたりは、喉を鳴らしながら帰宅しました。ふたりはこれで生涯の家に行く準備を整えることができたのです。

「ガスはいつも嬉しそうにスペンサーの世話をしていて、スペンサーは人間の気を引くために可愛いアピールをしています。ふたりは本当に仲良しで、いつも一緒に寄り添いながら、ナデナデとハグを幸せそうに共有しています。」

「ガスは冬の寒さから抜け出すことができたことに幸せを感じているようで、私の手をギュッと抱きしめてきました。ふたりは家の中での生活に心から満足していて、温かいハグに大きな幸せを感じています。」

これまでふたりの絆を見てきた保護施設のスタッフ達は、これからもずっとふたりがそばにいられるように、ふたりを一緒に引き取ってくれる里親さんを探すことに決めたそうです。

「ふたりに生涯の家が見つかるまでの間、私達はふたりのことを温かく見守っていこうと思います。ふたりはこれからもお互いに愛情を注ぎ合いながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう」とサラさんが嬉しそうに話してくれました。
出典:kellyfosterkittenslovemeow

This post was published on 2022/02/02