ある日、ロシアで農業を営む男性が、自分が所有する納屋の中で4匹の子猫の姿を発見しました。男性は子猫達の母親が帰ってくるのを待ちましたが、結局母親が現れなかったため、子猫達を自宅に連れて帰ることに決めました。
男性は子猫達を2匹の先住猫に会わせてみました。すると先住猫達はすぐに子猫達を受け入れて、優しく子守りを始めました。男性は先住猫達の愛情深い姿に大きな幸せを感じたそうです。
しかし、男性は子猫達が成長するにつれて、普通の猫ではないことに気づき始めました。
そこで男性はダウルスキー自然保護区の管理施設に電話をかけて、子猫達のことを聞いてみました。すると子猫達が希少種の『マヌルネコ』だと分かったのです!
その後、施設の職員はマヌルネコ達を野生に戻すために、男性の家に4匹を迎えに来ました。
悲しいことに男性は、これまで大切に育ててきた4匹に「さよなら」を言わなければなりませんでした。
施設では引き取った4匹を大切に育てながら、徐々に野生に慣らしていき、最後には野生に帰すそうです。
現在、絶滅の危機に瀕しているマヌルネコですが、優しい男性のおかげで4匹は無事に大きく成長することができたのです。
幼い頃から世話をしてきた男性にとって、4匹は大切な家族になっていました。そのため4匹との別れはとても辛いものになりましたが、時が経つにつれて少しずつ思い出に変わってきているそうです。
野生での生活は大変なことも多いですが、たくましく生き抜いて、大きな幸せを掴み取って欲しいですね。
出典:youandmeandrainbows/lovemeow
This post was published on 2022/01/23