子猫の大きさのまま成長が止まってしまった猫。優しい人達の愛情で怪我を乗り越え、2年後に見せた姿に心が温まる

猫の『エスモアズ』は大人の猫ですが、身体の大きさは8週齢の子猫ほどしかありません。でも身体の小さなエスモアズは、誰にも負けないくらいの大きな心と強い意志を持っているのです。

エスモアズは6週齢の時に事故で頭部に外傷を負ってしまいました。エスモアズを診察した獣医さんは「もう長くはないだろう」と言いましたが、保護団体『オッド・キャット・サンクチュアリ』のスタッフ達は決して諦めませんでした。

「エスモアズは別の場所に運ばれている最中に、キャリーごと落ちてしまいました。その時の怪我で彼女は歩くことも、ひとりで食べることもできなくなりました」とスタッフが言いました。

事故の後にエスモアズを引き取った保護団体は、今まで多くの高齢の猫や病気の猫などを迎え入れてきました。スタッフ達は生き残る確率が非常に低かったエスモアズを引き取り、献身的な看護を続けたのです。

「エスモアズはその後、何とか命を取り留めることができました。でも、食べることも飲むこともできなかったエスモアズには、それから3ヶ月間チューブで栄養を送り続ける必要がありました。」

その後、エスモアズは少しずつですが元気を取り戻していきました。エスモアズの身体は事故以来ほとんど成長しなくなりましたが、確実に力強くなっていったのです。

「ゆっくりとですが確実にエスモアズは回復の兆しを見せ始めました。最初はシリンジで水を飲み始め、容器に入った食べ物を舐め始めました。」

「そしてスピードはとても遅いですが、エスモアズは再び歩き始めました。怪我による影響のため、彼女はいつも左回りに歩いていました。」

その後もエスモアズは時間の経過と共に食べたり飲んだりする能力を取り戻していき、他の猫と同じようにひとりで様々なことが出来るようになったのです。

こちらは保護施設で友達に寄り添うエスモアズの姿です。

成長が止まったエスモアズですが、いつも猫の友達やスタッフ達に囲まれて、毎日の暮らしに大きな幸せを感じています。

「エスモアズは私達の団体の代表によって引き取られたため、現在はこの施設が彼女の生涯の家です。ここで彼女はみんなに愛され、甘やかされています。」

その後、2歳を迎えたエスモアズは体重が僅か900gほどしかありませんが、いつも幸せと愛情に満ち溢れています。エスモアズは生きていることが嬉しくて、毎日幸せそうに喉を鳴らし続けているそうです。

「エスモアズは自分の人生を愛していて、他の猫や人間のことが大好きです。彼女は絶えず高い声で話しかけてきて、毎日楽しそうに歩き回っています。彼女はいつも幸せを感じているようで、喉のゴロゴロが止まりません。」

こちらはエスモアズが話しかけてくる様子です。 (動画)

こうして生死の境から蘇ったエスモアズは、決して諦めなかったスタッフ達のおかげで、ついに元気を取り戻すことができました。エスモアズは食べることを学び、歩くことを学び、何でもひとりで出来るようになったのです。

エスモアズは今、幸せに溢れています。エスモアズはこれからもたくさんの愛情を感じながら、幸せいっぱいに喉を鳴らし続けていくことでしょう(*´ω`*)
出典:meetsmores_and_tennesseelovemeow

This post was published on 2022/01/14