窓の外で立ちすくんでいた子猫を救った女性。残された兄弟を見つけるために再び同じ場所へと戻り、子猫達を再会させる!

今から約1ヶ月前、ドナさんがある家の窓を見ると、窓の外で動けなくなっている子猫の姿を発見しました。ドナさんは普段から野良猫のコロニーで猫達の世話をしていて、TNR活動(野良猫の不妊去勢手術を行い、元の場所に戻す活動)も行なっている女性でした。

「私が窓を見上げると、そこには怖がって立ちすくんでいる子猫の姿がありました。どうやら子猫は迷子になっていて、窓から降りられなくなっていたようです」とドナさんが言いました。

この時ドナさんはキャリーを持っていなかったため、急いで自分の車に戻って、大きな容器を手に入れました。そして容器を空にして、中にキャットフードを入れました。

「私は子猫を保護するために、容器を持って子猫のところに向かいました。子猫は動けなくなっていたため、簡単に捕まえることができました。私が子猫を助けると、子猫はすぐに嬉しそうに喉を鳴らし始めました。」

ドナさんはキャリー代わりの容器に子猫を入れて、動物病院へと向かいました。保護された子猫は『ネネ』と名づけられました。

その後、近所の人達に話を聞くと、ネネと同じくらいの年齢の子猫が、いつもネネと行動を共にしていたことが分かりました。それはネネの兄弟で、ネネと同じように誰かの助けを必要としていました。

兄弟のことを知ったドナさんは、すぐにネネを保護した場所へと戻って、残された兄弟を探し始めました。そして家の周辺をしばらく探し回った後、無事に兄弟を保護することに成功したのです。

「私がふたりを再会させると、とっても幸せな光景が広がりました。ふたりはお互いのことを心から大切に思っていて、すぐにお互いに愛情を注ぎ始めました。」

子猫達はノミに覆われていて、空腹で、獣医さんの助けを必要としていました。「いくつかの美味し食べ物と獣医さんの治療、そしてノミやお腹の虫の処置が終わると、子猫達は無事に元気を取り戻しました。ふたりの人生は大変な始まりでしたが、今は毎日を幸せそうに過ごしています。」

ネネの兄弟は『ニコ』と名づけられました。ニコはネネよりも身体が小さく、体重が400gほど軽量でしたが、お兄さんのようにいつも先頭を歩き、常にネネを妹のように守っていました。

「ニコが家に到着するまで、ネネはトイレを理解できませんでした。でもふたりが再会すると、ネネはニコのマネをして、様々なことができるようになりました。」

ふたりは活発に動き回るようになり、すぐにベビーサークルを卒業しました。ふたりは一気に広がったスペースに興奮して、一緒に走り回ったり、追いかけっこをしたりしながら、元気いっぱいに遊び回っています。

「ふたりはいつも全力で遊んでいます。そして私や家族が身体を撫でると、すぐに喉を鳴らし始めます。ふたりは家の中での生活に大きな喜びを感じています。」

その後、ふたりは保護猫の『ウィロー』に出会い、とても仲良くなりました。「ここでもニコはお兄さんの役割を果たしました。ニコは最初にウィローと仲良くなり、ネネにウィローと仲良くなる方法を教えました。」

ニコとネネの兄妹は非常に特別な絆を共有しています。「ふたりは常に近くにいて、ノンストッブで喉を鳴らし、家の中をたくさんの喜びと笑顔で満たし続けています。」

そして数週間の養育期間の後、ふたりは保護施設『CAPT』の力を借りて、新しい里親さんを探し始めました。

そして3日前、ふたりは一緒に生涯の家へと旅立って行ったのです。

「ニコとネネは素敵な家族を見つけて、同じ家に引っ越していきました。私達はふたりが一緒に暮らせることに、心から喜びを感じています」と保護施設のスタッフが言いました。

「ふたりは現在、新しい家族からたくさんの愛情を吸収しています。ふたりは丸みを帯びたフワフワのボールで、これからもずっと生涯の家族の元に、喜びと愛情を運び続けることでしょう」とドナさんが嬉しそうに話してくれました。

こうして迷子になっていたニコとネネは、ドナさんのおかげで新しい人生を歩み始めることができました。ふたりはこれからもお互いに愛情を注ぎ会いながら、いつまでも幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:feralcatcolonylovemeow

This post was published on 2021/10/06