今から約2年前のこと、生後数日の子猫の『フリト』が保健所に運ばれてきました。その話を聞いた保護施設『ミニ・キャット・タウン』のローラ・マローンさんはすぐに行動を起こしました。
「生後間もない子猫は世話に手間と時間がかかるため、運ばれた保健所ではフリトを育てることができませんでした。そのため私はフリトを引き取って、養育することを申し出ました」とローラさんが言いました。
「フリトはとても小さな身体をしていましたが、大きな声を持っていました。私は彼が快適に過ごせるように保育器を借りてきました。彼は非常に弱々しい状態でしたが、何とか命をつないでいました。」
フリトは生後数日だったにもかかわらず、生まれたばかりの子猫と同じ大きさでした。そんな小さなフリトが美味しいご飯でお腹を満たすと、全身からエネルギーが溢れ出してきました。
その後、フリトが人間の抱っこや撫でられることに幸せを感じるようになるまでには、それほど時間はかかりませんでした。
またフリトは成長して目が開くと、すぐにたくさんの愛情を求め始めました。もしローラさんが他の子猫達の世話で手が離せない時は、ローラさんの夫がフリトの相手をしました。
フリトは年齢よりも小さな身体をしていましたが、それがフリトの行動を遅くすることはありませんでした。フリトは自分の足でヨチヨチと歩きながら、好奇心の赴くままに保育器の中を探索していました。
フリトは同じ年齢の子猫が遊び始める前に、たくさん遊ぶことを熱望していました。そのためフリトは少し年上の子猫達のグループと一緒に遊ぶようになりました。フリトはグループの中で一番若い子猫でしたが、みんなに負けないくらい元気いっぱいに遊んでいました。
またローラさんのおかげですっかり人間好きになったフリトは、毎日ローラさんや夫のことをギュッと抱きしめました。フリトはその愛らしい姿で、いつも優しくしてくれる夫婦にたくさんの笑顔を届け続けたのです。
フリトはその後もすくすくと成長を続け、ついに生涯の家を見つける準備が整いました。
「フリトは確実に成長を続けながら、たくさんの友達を作りました。そのおかげでフリトは様々なことを学ぶことができました。」
フリトは新しい里親さんを数週間待った後、素敵な家族に出会いました。それはお互いにとって最高の出会いになりました。
「フリトは生まれてすぐに辛い期間を経験しました。彼は非常に順応力があり、いつも私達の気を引いてきます。彼はとっても可愛い声を持っていて、何か言いたいことがある時は躊躇することなく話しかけてきます」とフリトの新しいお母さんが言いました。
「フリトの愛らしい姿やお茶目な性格は、私達の毎日を明るくしてくれます。彼は不思議な場所で眠ったり、肩の上で寝落ちしたりしています。また彼の返事のタイミングはいつも完璧で、その愛らしい姿が私の顔を自然と笑顔にしてくれます。」
その後、フリトはフワフワの毛をしたゴージャスな猫へと大きく変化しました。フリトは現在、優しい人間のお母さんと猫の妹のルナと一緒に暮らしていて、毎日の生活がたくさんの愛情で満ち溢れているのです。
「私はフリトに最高の家を与えてくれた里親さんに心から感謝しています」とローラさんが嬉しそうに話してくれました。
出典:fosterkittyfamily/lovemeow
This post was published on 2021/08/25