8月の初め、社用車の下で丸くなっている迷子の子猫が発見されました。子猫の身体には土やノミやアリがついていて、非常に無気力な状態でした。その日は気温が38度を超えていて、子猫は衰弱していて、空腹で、脱脂症状に陥っていました。
子猫を発見した人達は地元のコミュニティに助けを求めました。すると保護施設『アレー・キャット・レスキュー』のスタッフがすぐに行動を起こしました。
「私達は子猫の元へと急ぎました。その後、保護した子猫は養育ボランティアさんの家で育てられることになりました。その日はとても暑い日だったため、もしあの時保護できていなければ、命を落としていたかもしれません」と保護施設のスタッフが言いました。
最初の数日間、子猫は哺乳瓶を使うことに苦労し、ミルクを飲むために養育主さんの助けが必要でした。養育主さんは子猫をお風呂に入れて、身体についた全てのノミを取り除きました。
献身的な看護とたくさんの抱擁で、子猫は徐々に元気を取り戻していきました。養育主さんは夜中も2時間おきに目を覚まし、シリンジを使ってミルクを飲ませ続けました。そんな養育主さんのおかげで、ついに子猫は哺乳瓶を使ってミルクを飲めるようになったのです。
『ウィロー』と名づけられた子猫は、すぐに室内生活に順応しました。ウィローは幸せそうに喉を鳴らし始め、人間に寄り添いながら過ごすようになりました。さらにウィローは毎食後、養育主さんの手の中で喉を鳴らしながら、たくさんの愛情を吸収しました。
ウィローの体重が増して体力がつくと、食欲が急上昇しました。ウィローは確実に成長を続け、養育主さんや家族にたくさん笑顔を届けました。
保護から2週間でウィローは完全に回復して、人生が180度変わりました。ウィローは日に日に成長を続け、愛らしい個性を開花させました。「ウィローはとても遊び好きで甘い子猫です。彼女は現在、身の回りにあるもの全てに興味津々で、いつも愛らしい足取りで歩き回りながら、部屋の隅々まで探索しています。」
少し前まで先の見えない生活を送っていたウィローでしたが、優しい養育主さん達のおかげで、いつもゴロゴロと喉を鳴らしている、膝好きの子猫へと生まれ変わりました。ウィローは人間の膝の上で丸くなるのが大好きで、いつも小さな手を一生懸命に動かしながら、目の前にあるものを捕まえようとしています。
またウィローはみんなに注目されることが大好きで、いつも養育主さんの足を力強く抱きしめているそうです。
現在、ウィローは安全な家の中で猫のスキルを磨いています。元気を取り戻したウィローの前には明るい未来が広がっていて、これからもたくさんの愛情を感じながらすくすくと成長していくことでしょう(*´ω`*)
出典:alleycatrescueinc/lovemeow
This post was published on 2021/08/22