ある日、優しい女性が助けを必要としていた2匹の子猫達をインターネット上で見つけました。女性はすぐに子猫達に手を差し伸べ、自宅へと連れて帰り、地元の保護施設『オッド・キャッツ・サンクチュアリ』に助けを求めました。連絡を受けたタラ・ケイさんは、ためらうことなく子猫達を受け入れました。
子猫達はお互いに障がいを抱えていて、弟の『ファービー』は足が前足の2本だけで、姉の『モンロー』は3本足でした。また子猫達はどちらも多指症で、前足の指が多くなっていました。
「両方の子猫は足の数が少なく、指の数が多い状態で生まれました。最初の頃のふたりは新しい環境に神経質になっていて、非常に混乱していました」とタラさんが言いました。
弟のファービーは常に姉のモンローに寄り添って、片時もそばを離れようとしませんでした。一方のモンローも保護される前からファービーのことを守り続けていたそうです。
それから何度目かの食事の後、子猫達はここが安全な場所だと感じるようになり、物陰から出ることを決めました。その時もモンローが先頭に立って、ファービーが後に続いたそうです。
「現在のふたりは常に部屋中を走り回っていて、一緒に遊んで、寄り添い合っています。ふたりの絆はとても深く、完全に切り離すことのできない存在です。」
子猫達は足にハンデを負っていますが、それが行動を制限することはありません。子猫達は他の子猫達と同じように、走ったり遊んだりすることができるのです。
「ふたりは全てのことを一緒に行い、寄り添いながら眠ります。モンローは恐れ知らずで誰にでも近づき、愛情を求めてきます。」
「ファービーはハグが大好きで、好奇心が旺盛です。彼はいつも先を行くモンローを追いかけて、モンローがしていることの全てをマネしています。」
モンローはいつも弟に気を配っていて、弟がひとりになっていないかを常に確認しています。一方のファービーは優しいお姉さんのことが大好きで、いつもお姉さんの後を追いかけているのです。
タラさん達は子猫達が十分に成長したら、2匹を一緒に引き取ってくれる家族を見つけようと考えています。
子猫達は毎日、家の中で様々なことを身につけながら、人間との生活を一緒に学んでいるそうです。
こうして助けを求めていた子猫達は、優しい人達のおかげで新しい人生を歩み始めることができました。いつも一緒の子猫達は、いつまでもお互いに寄り添いながら、愛情いっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
出典:tk_tocs/lovemeow
This post was published on 2021/06/25